ゴエモンのつぶやき

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「一期一会」 佐久間勇人の2018年自由日記 vol.10

2018年10月31日 11時30分02秒 | 障害者の自立

2018年10/13~10/15まで第18回全国障害者スポーツ大会が今年は福井県で「福井しあわせ元気大会」として開催された。私は2015年わかやま大会から今年の2018年福井大会まで4年連続で出場した。

昨年までの障害のクラスでは、泳げる種目全てにおいて、大会新記録であると同時に記録保持者である。今年は病気の進行が昨年よりも酷くなり、障害のクラス区分が重いクラスに変わっての出場です。私の場合常に進行しているので覚悟の上です。考え方を変えると進行性ゆえに以前のクラスと今回のクラスと2階級制覇を目指すことが出来る。そんな状態での今大会への挑戦でした。

挑戦種目は25m自由形・25m平泳ぎでの今年は挑戦です。25m自由形当大会金メダル・25m平泳ぎ大会新記録で金メダル。しかも学生時代の全寮制を過ごた先輩とは3年連続共に表彰式で撮影した。人数の少ないハンデのある水泳チームで全寮制の高校で今同じ水泳チームで泳いでいる。そんな先輩の存在は私には大きい。記録では得る事のできない感情である。

本来は全種目大会新記録で記録にも記憶にも残る完全2階級制覇を狙っていたが今大会出場種目では、難しかった。しかしまだ目標が途絶えたわけではない。来年は茨城県開催である。そこを目指すことが出来る喜びで簡単には達成したらつまらない。

今回出場して改めて気づいた点がある。自分が無力なんじゃなくて、世の中一人では生きていけないし、それは自分一人では何にもできないってことを痛感した。例えば大会一つにしてもスタッフ・大勢の現地の学生ボランティアスタッフ、特に学生ボランティアの存在の大きさを痛感し、涙が出てきたのは間違いない。最近涙腺が弱いのも確かだが、各県に2人のボランティアがつくのだが、我が県には都合もあり1人しかつかなかった。その人とは特に希望を取って我が県を選んだわけではない。たまたま担当になっただけだ。1人という不安・やったこともない事でもあり、接する人は一回りも二回りも違う大人、しかもハンデを持っている人たちを担当することになった。不安で不安でしょうがなかったと思う。

この期間中接するだけでそのあとの繋がりはない。でもその期間中私は少しでも接しやすいようにと考えて接した。どのような接し方が一番良いのか?そこで浮かんだのが「笑顔」である。「笑顔」は「みんな集まってくること」を自分自身学んだ。自分勝手な考えだが、その「明るさ」「楽しさ」「笑顔」一番の安心感を導くのと信じ行動をし、接した。出来ない事は多々あるけれど、そんなことは関係ない。まずは同じ人間なんだと対等なんだと思ってもらえれば心は通じると思っていた。

その事が「一期一会」というんだな!体験してみて痛感した。

昨年、私の病気の患者会ではJAPANGIVING(クラウドファンデイング)でプロジェクト支援のお願いをしました。内容は神経難病SCD(脊髄小脳変性症)・MSA(多系統萎縮症)に対する社会的認識の向上、原因の究明と治療法の確立への支援でした。今年も同様のプロジェクトを同じ病気の仲間と共に挑戦中です。

ご支援頂いた資金は、先ず私たちの抱えている難病の知名度を上げて、認知度を広めていくための活動に使用させていただきます。また、国に対する陳情なども行います。それらの活動により、病気の原因究明に向けた研究活動及び治療法開発の活性化に繋げていけたらと考えています。少しでも患者会の活動資金を集められるように、自分の頑張りをチャレンジとして下記サイトに掲載しております。

心のどこかに刻んで頂けるだけでも有難いです。是非ご覧ください。
https://japangiving.jp/fundraisings/33869

障害者ドットコムニュース (プレスリリース)


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