7月の参院選で重度障害を持つ2人が当選した際、障害者の社会参加に関する課題が浮き彫りになった。一方で、両議員の障害を標的にした差別的言説がネット上などに噴出した。30年以上にわたって障害者とその周囲の人々を撮り続ける映画監督、伊勢真一さん(70)の作品と言葉を通して、この社会の危機を考えてみた。
「障害があってもこんなふうにいきいきと、周囲の人たちに大きな影響を与えながら生きてきた人たちがいる…
「同じ場所に通って同じ人を撮り続けることでも『世界』は見えてくる」と語る伊勢真一監督
毎日新聞 東京夕刊 2019年10月30日