ゴエモンのつぶやき

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精神・知的障害者ら排除しないで 公務員採用で津市に要望書

2019年09月27日 15時42分23秒 | 障害者の自立

 津市が障害のある職員を採用する際、精神・知的障害者や目や耳の不自由な人を事実上排除しているとして、「県に障害者差別解消条例をつくる会」などは二十五日、市と市議会に要望書を提出した。市は「配慮に欠いた。速やかに改善したい」として、二〇二一年度以降の採用試験に反映させる方針を示した。

 二〇年度採用予定の職員採用試験申込書には、「事務職(身体障害者対象)」と明記されているほか、注意事項として「自らが正確に漏れなく、ボールペンまたはインクを用いて記入」、「点字や音声パソコンを用いた試験は行っていない」と記載している。

 障害の種別によって応募資格を奪っているとして、同会は規定の削除と採用の見直し、採用後に不利益を被らないため、業務においても点字や手話などに対応するよう求めた。

 同会の松田慎二代表(62)は「このような文言は非常に残念で情けなく思う。合理的配慮が欠如している事項を改め、職場環境を含めて改善してほしい」と、荒木忠徳総務部長に要望書を渡した。荒木部長は「採用したが働ける環境でない、という状況を避けたかったのもある。個々の障害の特性を生かせる仕事を考えたい」と答えた。

 同会事務局長の杉田宏さん(37)によると、市と近隣する松阪、伊賀市は障害の種別を規定していない。「津市への要望をきっかけに他市町村も応募資格を見直してほしい。他の自治体にも要望を検討していきたい」と話す。

 実際に津市の受験をあきらめた視覚障害者もいたという。市視覚障害者福祉会の内田順朗会長(71)は「全盲でも秀でた能力を持つ人はいる。行政は障害があってもできることに目を向け、優れた若い人を採用してほしい」と期待を込める。

 松田代表は「たとえ介助が必要であっても、働いて社会とつながっていたい。この思いを理解していただけたら」と話した。

 (本間貴子)


茨城)「競技へ恩返しを」来月、全国障害者スポーツ大会

2019年09月27日 15時36分54秒 | 障害者の自立

 国体に続き、10月12~14日には「全国障害者スポーツ大会」が開催され、県内のチームが勝利をめざす。

 「はーい、はーい、ここ」。9月下旬、水戸市茨城県盲学校のグラウンドに手をたたく音が響いた後、球が砂にこすれて転がる音が聞こえてきた。投手がハンドボール大の球を転がした時の音だ。視覚障害者の競技「グランドソフトボール」。打撃や守備がある野球と同様の競技だ。

 「ボールが当たった瞬間の感覚がたまりません」。チーム結成の中心となった副キャプテンの川又健司選手(51)は言う。ひたちなか市内の自宅で鍼灸(しんきゅう)・マッサージ院を運営しながら、週1回の練習に参加する。全盲の選手で、4番としてチームを引っ張る。

 ログイン前の続き川又選手は15歳の時に緑内障の診断を受け、視力が落ちていった。あん摩マッサージ指圧師などの国家資格を取ろうと24歳で県立盲学校に入学した。

 部活で初めて同競技と出会った。「こんな簡単なスポーツ、誰でもできっぺ」と思ったが、直球だけでなくカーブなど変化球があることや打撃術の奥深さを知り、のめりこんだ。「視覚障害を忘れて熱中できるものに出会え、本当にうれしかった」と振り返る。

 1チーム10人で、投手を含む4人以上が全盲か全盲選手として目隠しをつけ、それ以外は弱視の選手で競技する。素手で守備し、打球が動く間に全盲選手が捕るとゴロでもアウト。打者は音だけを頼りに打つ。走塁時はランナーコーチの拍手や声でベースに誘導するなど連係が重要になる。

 県代表は3年前に結成。川又選手が盲学校の卒業生を中心に呼びかけ、県内の20~60代男性約20人で構成する。大会に向け、チームも仕上がってきたという。

 7チームで対戦し、県代表は10月12日に開幕戦の予定だ。川又選手は「目標はもちろん優勝。人生を変えてくれた競技への恩返しのつもりで全力でプレーしたい」(おわり)(片田貴也)


障害者スポーツ選手団「ベスト尽くす」 10月に全国大会

2019年09月27日 15時29分16秒 | 障害者の自立

 第19回全国障害者スポーツ大会「いきいき茨城ゆめ大会」に出場する秋田県選手団(佐々木光雄団長)の結団式が26日、県正庁で開かれた。10月12日から3日間、茨城県で行われる大会に向け、選手と役員計85人が健闘を誓った。
 佐々木団長が「最後まであきらめずに挑戦し、最高の思い出となるよう悔いのないプレーを展開してほしい」とあいさつした。
 堀井啓一副知事から佐々木団長を通じ、旗手を務める陸上競技の宮野泰成選手(21)=大仙市=に団旗が手渡された。堀井副知事は「金メダルを八つ獲得した昨年の大会を上回るような活躍を期待している」と激励した。

2019年9月26日      秋田魁新報


採用案内に障害者排除文言 県内団体、津市に見直し要望 三重

2019年09月27日 15時22分04秒 | 障害者の自立

 【津】三重県内の障害者団体でつくる「三重県に障害者差別解消条例をつくる会」などは25日、令和元年度の市職員採用試験募集案内や職員採用試験申込書に障害者を排除する文言があったとして、市と市議会に見直しを求める要望書を提出した。

 市は令和元年度の津市職員採用試験募集案内で、身体障害者に限定して事務職員を募集。職員採用試験申込書に「点字や音声パソコンを用いた試験を行わない」と明記していた。8月1日から同月29日まで募集し、今月22日に一次試験が実施された。

 同会の松田愼二代表らが市役所を訪れ、採用試験の参加資格要件を身体障害者に限定しないことや、障害者を排除する規定の削除など6項目を求める要望書を荒木忠徳総務部長に提出。「津市がこのような募集要項を作ったのは非常に残念で情けない」と非難した。

 市職員採用試験を担当する田中啓介人事課長が同席。要望書を受けて「表現などをもう少し配慮すべきだった。今後、必要な部分は改善したい」と述べ、市職員採用試験の募集案内や試験の申込書で不適切な文言の見直しを検討する考えを示した。

2019/9/26     ©株式会社伊勢新聞社


精神・知的障害者ら排除しないで 公務員採用で津市に要望書

2019年09月27日 13時59分57秒 | 障害者の自立
 津市が障害のある職員を採用する際、精神・知的障害者や目や耳の不自由な人を事実上排除しているとして、「県に障害者差別解消条例をつくる会」などは二十五日、市と市議会に要望書を提出した。市は「配慮に欠いた。速やかに改善したい」として、二〇二一年度以降の採用試験に反映させる方針を示した。
 
 
 二〇年度採用予定の職員採用試験申込書には、「事務職(身体障害者対象)」と明記されているほか、注意事項として「自らが正確に漏れなく、ボールペンまたはインクを用いて記入」、「点字や音声パソコンを用いた試験は行っていない」と記載している。
 
 
 障害の種別によって応募資格を奪っているとして、同会は規定の削除と採用の見直し、採用後に不利益を被らないため、業務においても点字や手話などに対応するよう求めた。
 
 
 同会の松田慎二代表(62)は「このような文言は非常に残念で情けなく思う。合理的配慮が欠如している事項を改め、職場環境を含めて改善してほしい」と、荒木忠徳総務部長に要望書を渡した。荒木部長は「採用したが働ける環境でない、という状況を避けたかったのもある。個々の障害の特性を生かせる仕事を考えたい」と答えた。
 
 
 同会事務局長の杉田宏さん(37)によると、市と近隣する松阪、伊賀市は障害の種別を規定していない。「津市への要望をきっかけに他市町村も応募資格を見直してほしい。他の自治体にも要望を検討していきたい」と話す。
 
 
 実際に津市の受験をあきらめた視覚障害者もいたという。市視覚障害者福祉会の内田順朗会長(71)は「全盲でも秀でた能力を持つ人はいる。行政は障害があってもできることに目を向け、優れた若い人を採用してほしい」と期待を込める。
 
 
 松田代表は「たとえ介助が必要であっても、働いて社会とつながっていたい。この思いを理解していただけたら」と話した。