Sinks in Alcohol

節操なくお酒に沈む、ある酒飲みの半生

プレミアムをなくそう

2007年06月05日 | 焼酎
昨今の焼酎ブーム。いまやようやく、落ち着いてきたとか言われておりますが、市場を見ると、まだまだ猛威を振るっているなと感じます。
何の猛威かというと、「プレミアム焼酎」と銘打って販売される数々の焼酎の、定価をはるかに超える値段で売られている現状。

森伊蔵、魔王、村尾の三大プレミアム焼酎、佐藤、百年の孤独、赤霧島、萬膳、兼八など・・・。

これらの銘柄は、たいてい、1本あたりの定価が3000円前後。それでも、市場を見ると、平気で1万円を超える値段がつけられている。
そういう需要が、もちろんあるのでしょう。だからこそ、その値段で出しても売れるし、買った人は買った人で満足している。
僕も、過去に何度か、プレミアム価格で上記の焼酎を買ったことがあります。

ただ、僕が憂うのは、そのお酒を造った蔵には、プレミア価格の1銭たりとも入らない、ということ。
定価以上の値段を出して買うと、その値段で売った人の純利益になってしまう。
その状況が僕は悲しいし、変えなくてはいけないと思うのです。

プレミアムとは、「正規の料金に上乗せして売られる金額」のことだと、辞書に載っていました。その意味では、上記の焼酎はまさにプレミアムです。
しかし、なぜプレミアムなのかということを考えると、それはプレミアムを発生させて売ろうという業者の魂胆があるからに思えます。つまり、発売されたときに買占め、流通量を極端に減らすことで、値段を吊り上げる。
実際にそういうことが、行われているという証拠は、僕には提示できませんが。

とにかく、市場に出回る焼酎の、定価で買えるチャンスの芽を潰すような真似は、僕には許せない。
なにより、蔵に失礼ではありませんか。

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