Sinks in Alcohol

節操なくお酒に沈む、ある酒飲みの半生

萩の鶴 極上純米 中取り生原酒 11号

2012年07月18日 | 日本酒
また少し間が空いてしまいました。
暑い日々が続いております。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。

今回はこのお酒。

【萩の鶴(はぎのつる)】


当ブログでは何度もご紹介しています。
宮城県、萩野酒造のお酒です。



「極上純米」とは聞き慣れない名称です。
まぁ、特定名称というのは「付ける権利がある」だけで、名乗らずとも良いものですから、こういう悪戯もできると。笑

規格は「蔵の華」100%使用、精米歩合50%ですから、純米大吟醸を名乗れるお酒です。
今年1月出荷の中取り生原酒となります。

レビューにいきましょう。


上立ち香はうっすらと果実味を帯びた吟醸香。
フルーティと呼べるほどではありません。

口に含むと、まず舌先に酸、遅れて甘みがじんわり広がります。
立ってくる香りは果実味があり、甘酸と相まってフルーティですね。

口の中で転がすと、ガスがピチピチと弾けます。
旨味が舌の真ん中に居座ると、舌の両サイドから渋味。
サイダーのような爽やかさです。

後口は甘酸で〆。
キレがよく、余韻に渋味を置いていきます。


生原酒という言葉からは想像できない軽快さです。
甘みは若干のビターを混じらせていますが、酸とガスが巧みに溶け込ませています。
冬に飲んでも良いですが、夏に飲んでも美味しいと思います。


アテは、もずくと胡瓜の酢の物。