GOCCIのオトコヲミガク旅(w)

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NHK プレミアム10 「80歳・決着に挑む~元兵士たちの日米野球」観てみました。

2008年02月26日 | *テレビ*TV PROGRAMS*


NHK プレミアム10 「80歳・決着に挑む~元兵士たちの日米野球」観てみました。



録画していた、NHK プレミアム10 「80歳・決着に挑む~元兵士たちの日米野球」観てみました。

色々考えさせられる事が多い本当に良い番組でした。それぞれの思い、事情を抱え、野球で戦うかつての両元兵士たち、

懇親会や試合中の笑顔の意味も、心の折り合いをうまく着けられる人、或いはそうでない人でかなり違っていたようにも感じました。

彼らは不幸にも戦争と言う時代に巻き込まれ、殺す、殺されるの壮絶な戦闘、想像を絶する飢餓体験、自分や仲間の生き死にについての葛藤などなど、それぞれ辛い体験の持ち主である。

そんな彼らの複雑な心の有り様が、この「元兵士たちの日米野球」という企画を通して、少しづつ解きほぐされて行く様がダイレクトに伝わって来たような気がしました。

戦後、世界的にみると奇跡的に平和な日本に生まれ「戦争による生き死に体験」
の無い自分たちは、彼らの心情について、想像することは出来ても、その本質には決して迫ることは出来ない事は明らかですが、参加した元兵士たちが、何かしらの心の決着のようなものを付けていたのは確かな様でした。

自分はこの「プレミア10」で初めてこの素晴らしい企画に触れたのですが、「公式ブログ」を見てみると、昨年末から色々なメディアで取り上げられていたようで、特に「クロージアップ現代」を見逃したのは残念なような気がします。







“終戦から62年、太平洋戦争を戦った日本・アメリカの両元兵士達 がハワイ真珠湾近くの野球場に集結した。みな70代半ばから80代半ばにさしかかり、人生の終盤戦に「自分は一体誰と戦ったのか」、確認したいとの思いで集まった。悲惨な戦場体験、目の当たりにした無惨な死、敵の手で戦友を失った悲しみ。それをかつての「敵」と語り合いたいと企画された。憎しみやわだかまりを越え、本音で語りあうことはできるか。あの戦争は何だったのか。自らの人生とは…。着けなければならない「決着」が、そこにある。 野球を通して元兵士たちが交流する3日間に密着し、交わされる言葉一つ一つに耳を傾ける。”  「クロージアップ現代」