「浪花少年探偵団②」東野圭吾著、読んでみました。
「東野圭吾」著、7作目に入りました。前回アップした「浪花少年探偵団」に引き続いて読んでみました。
このシリーズはミステリーとして読むとかなり物足りないんですが、気楽に読むには、ほんとにもってこいの作品です。
あいも変わらず「竹内しのぶ」がいい味出してます。時間の経過と共に、しのぶセンセは内地留学中に、「田中鉄平」と「原田郁夫」は中学生との設定に変わっているが、しのぶと彼らの「おもろい掛け合い」と「事件に関するやじうまぶり」は健在で全く変わっていない。
どのエピソードも基本的に「しのぶ先生関連」の人は悪者にならない設定なので、犯人やトリックはうすうす解ってしまうんですが、そのなかでも「しのぶセンセは暴走族」と「しのぶセンセは入院中」が「ティピカル関西人」の描写が特に面白くお気に入りとなりました。
続きを期待してたんですが単行本の終わりで「作者自身が、この世界にとどまっていられなくなったから」という理由で続編はなしと言ってたんで、これが最後になってしまったのだけど、「浪花少年探偵団」が終了してしまうのは少し残念なような気がした・・・。