きまぐれストロール

植物、風景などを主として

土山宿~坂下宿

2011年09月12日 09時44分58秒 | Weblog

   9月10日晴天、「歴史街道を歩く会」の例会で、東海道の「土山宿から坂下宿」まで歩いてきました。

   本来「5月の例会」で予定されていましたが、 天候不順が続き今月まで延期となりました。

   ♪♪ 坂は照る々鈴鹿は曇る間の土山雨が降る ♪♪   この唄に歌われているように 非常に雨の多い所

  で有名です。

  この日の鈴鹿峠は、心地よい冷風が吹き心身ともに癒されました。  その後、峠を越え 坂下宿まで散策

  しましたが、終日好天に恵まれました。 

  ☆予定されたコースは終了しましたが、まだ、もう少し時間的な余裕がありましたので次会予定の亀山宿の

  一部(2か所)を急遽見ることなりました。   

 

田村神社:社伝では弘仁3年(812)に創建されたという。  田村神社境内内にある高札場跡

坂上田村麻呂が鈴鹿の山賊を退治したという伝承で

知られている。

 

蟹坂古戦場跡:天文11年(1542)伊勢の国司北畠具   榎島神社:白川神社の末社。 神木のシイの木は

教は甲賀に侵入しようとして、山中城を攻めさせた。     樹齢400年以上。

当時の山中城主は山中丹後守秀国であり、秀国は

直ちに防戦態勢を整え北畑軍を敗走させた。 

 

明治天皇聖跡碑&旅籠中屋跡                 山中一里塚公園

 

 

歴史街道を歩いていた他のサークルの人達。       十楽寺:浄土宗 清浄山十楽寺、開基 文明18年(14

                                    86)寂照。 本尊は阿弥陀如来。 

 

万人講常夜燈:江戸時代に金毘羅参りをする旅人の   鈴鹿国定公園の標識(向って右側)

道中安全を祈願して建立されたものである。 重さ38

トン、高さ、5m44cmの自然石。

 

鈴鹿山の鏡岩:硅石の断層によってこすられた露出面   馬の水飲み鉢

につやが出たもので、昔、峠に住む盗賊が旅人の姿を

この岩に映して危害を加えたという伝説から「鬼の姿見」

とも言われている。

 

片山神社:延喜式内社で鎌倉時代にここに鎮座してい  小竹屋脇本陣:「坂の下では大竹小竹 宿がとりたや

たという。 平成11年に本殿など焼失し、現在は神楽   小竹屋に」。 大竹は坂下宿本陣のこと。 この時代、

殿のみが残り、高い石垣にかつての面影をとどめてい  本陣には一般の旅人は宿泊できなかった。小竹屋は

る。                                  大竹屋の分家格の脇本陣。 せめて有名な小竹屋に

                                    一度は泊ってみたいものだナァとの願望を唄ったもの

                                                                                                                                                                

法安寺:坂下宿で唯一の本陣建物の遺構・「松屋本陣  梅屋本陣跡:坂下宿は難所の鈴鹿峠を控え、江戸時

門」がこの寺の「庫裡の玄関」として残されている。    代後期には大竹屋・松屋・梅屋の本陣、小竹屋脇本

                                    陣がありました。

 

松屋本陣跡                             鈴鹿馬子唄会館:鈴鹿馬子唄と鈴鹿峠の歴史文化

                                     について常設展示されています。

 

和田一里塚 :亀山宿内に野村一里塚とともに所在す  石上寺:空海が創建したという。 鎌倉時代には建久 

る一里塚です。                            6年(1195)将軍家代々の祈願所に定められていた。