漫画/ハリソンさんはカノ紳士 Mr.Harrison is THE GENTLEMAN ― フランス通過編 ―(前半)

18世紀欧州が舞台の歴史ロマン。アヴィニヨンの薬屋小町クレールとハリソン&マルセル主従との運命の出会い。

標的(4/16) ゴシップヲトコ解禁!

2008年05月04日 10時50分11秒 | 第8話/標的

 さあ、本ページから、ウォルポール氏も崩れまくって行きますゾ~!
実はこの人、「ゴシップ話も大好き」なのです。

 ハリソンの言葉尻を捕らえてからは、表向きはあくまでもクールさを装い、
距離を取りつつ、それでいてかなりしつっこい心理戦を仕掛けて来るのでした。

 「ストロベリー・ヒル」ってとっても綺麗なお城なのよ。
今でもロンドン郊外に残っているんですって。
カラー絵の額縁に入っている建物の絵がそれ。
ゴシックとロココが上手ーく溶け合っているの。

つー事は二百何十年も前に、
すでに 「ゴシック&ロリータ」 的発想をしていたって事かよ?
― で、「ロリ」 の方はどうなんだっ?!

昔の上流階級の年の差カップルなんて別に異常じゃないと思うんだけど?
何でそっちへと話が行っちゃう訳!?

この話に出て来ない所でウォルポール殿は、
60代後半のパリに住む、視力を失った貴婦人から大層気に入られて、
そのご婦人が亡くなるまで15年交際していたそうな。
決定的な所は避けていたようじゃが。

そのパターンなら、現代の日本でも認められていないようね!
でも、その貴婦人はウォルポールさんのどこが良かったのかしら?
「素直じゃない所が逆に可愛い年下の男の子」― とか? 

70近い婆さんには、「約50男はハナタレ小僧」って事か?!


次回はウォルポール氏による、「恐怖の誘導尋問」。

〈次回の更新は5月6日です。〉