漫画/ハリソンさんはカノ紳士 Mr.Harrison is THE GENTLEMAN ― フランス通過編 ―(前半)

18世紀欧州が舞台の歴史ロマン。アヴィニヨンの薬屋小町クレールとハリソン&マルセル主従との運命の出会い。

なぐさめと励まし(7/13) 負け組合流

2008年07月26日 14時58分44秒 | 第9話/なぐさめと励まし

作者、正直言うと、「ヌーヴェル・エロイーズ」は、何か読んで後味の悪さが残るんですよね。
20代前半までにめぐり合って、読んでおけば良かったんでしょうか?
30代の半ば~後半頃に読んだ記憶があるのでした。

 買ったのが、蔵書目録では1993年の12月6日とあるので、
かなり長い期間すっぽかしてあったという事になります。
この本を読んでみたいと憧れる「ベルばらファン」の方々には、
脳内で断頭台に送られてしまいそうな話なんですが。

 その「後味の悪さ」がいったい何なのか?
― は 、別の機会に書く事があるかもしれませんが、
同じ身分違いで始まる恋愛を描く18世紀の小説なら、
ヘンリー・フィールディング(1707-54)の「トム・ジョーンズ」の方が、
ハッピー・エンドだし、華麗なる冒険あり、波乱万丈の運命ありで、
実にスカーっとして、作者好みなんですけどね!

 
ハリソンさんは、やっぱりポール・ベタニーさんに似ているわ。
ウォルポールさんのカンって、やっぱり当ってるんじゃないの?

ポール・ベタニーは、金髪で背が高くて(190cmあるらしい)
青い目だけど、服装センスが最悪でトロいって事はなさそうだせ。
冗談は得意らしいけどな!

映画「ロック・ユー」のステキな脇役で、
柵や手すりの上を演説しながら器用に歩いていたわよね。

そして、なぜか妻でも萌えそうもない全裸シーンが2回もあった。
主演は今年の初めに突然死を遂げたヒース・レジャー。

レジャーさんの方は、作者さんがいつだったか、
トロワさんとちょっと似ているって言っていたわよね。

私も最近、白髪染めがめんどくさくなって来たから、
いっその事、ハリソンさんみたいにウィッグにでもしちゃおうかしら?

わしゃ、全部すっぱりにしてからは、もう頭の悩みは全然ナシじゃな!



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「トム・ジョウンズ」/ヘンリー・フィールディング著
/朱牟田夏雄訳/岩波文庫全4冊

前に 「ブリジット・ジョーンズの日記」って小説と映画があったわよね!
ヘンリー・フィールディング=「トム・ジョーンズ」
ヘレン・フィールディング=「ブリジット・ジョーンズ」

作者とタイトルがお互い似ているけど。

「ブリジョン」映画の中味の方は、英国のBBCTVドラマ「高慢と偏見」に似ているらしい。
どっちも男主人公の名前がダーシーで、おんなじ俳優が演じているそうだぜ。
「トム・ジョーンズ」の方も英国のBBCTVドラマと映画があるらしい。

中味が似ているのは、ヘレンさんが英国の連続TVドラマ「高慢と偏見」で
ダーシー役を演じたコリン・ファースさんに憧れていたかららしいわね!
ドラマは日本でも2001(平成13)年の年始にNHKで放送していたっけ。

俺は「パイレーツ・オブ・カリビアン」のキーラ・ナイトレイが
エリザベス(こっちは女主人公の1stネーム繋がりか?)
を演じた映画の方がいいね!
ケイト・ウィンスレットの後を継ぐ美人コスプレ女優。
「美人過ぎて他の姉妹と整合が取れない」って言われたらしいけど。

そーねー。いっそ姉妹物なら「若草物語」のジョーでも
やってくれてた方が、キャラから言ってもより似合っていたんじゃないの?

また話がそれまくっちょるなー。
 


明日は、「知らなきゃよかった」ルソーさんの話。
「ハリソンさんが会って疲れた人との話」は、第8話にあるので、
必要があれば、カテゴリの「第8話/標的」からご確認下さい。