ウォルポールさんやフレディ君は、
直感とかハッキリしない物からでも情報を取得して、それに対してそこそこの自信を持ってしまう方なのですが、
デュポン先生は学者さんだからなのか、ハッキリした証拠が無いと情報として受け取れないようです。
でも、ウォルポールさんの影響がジワジワと心に浸食して来てはいるようで、
彼自身もある行動をすでに起こしてしまっているのでした。
ところが、3人がこう思っているとはいえ、トリストラム・シャンディ氏の正体についての事実はといえば、
こちらである程度までハッキリとお伝えしてあるのでした。
それからすると、的の中央からは外れているけれども、
ハリソンさんを的として狙えば正解に到達する可能性はあると見た所自体は正しいわな。
とはいえ、どういう容姿で、どういう生涯を送って ― 本に書かれていた通りなのか ― 現在はどうしているのか、
― は第3部 : 英国編 & 第4部 : フィナーレまで謎に包まれたままなのです。
…そのステージでは、ハリソンさんがウォルポールさんやデュポン先生やその他の人達から攻め立てられて、
「 違う 」 とも 「 そうだ 」 とも言えず、心の城壁の内側で、孤立して行く姿を描くのが、
かなり辛い事になりそうです。
次回の更新は9月29日 ( 土 ) の予定。