漫画/ハリソンさんはカノ紳士 Mr.Harrison is THE GENTLEMAN ― フランス通過編 ―(前半)

18世紀欧州が舞台の歴史ロマン。アヴィニヨンの薬屋小町クレールとハリソン&マルセル主従との運命の出会い。

ここだけの秘密(5/19) 長所と短所は紙一重

2008年11月15日 14時19分25秒 | 第11話/ここだけの秘密

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  ハリソンさん、先代ブリングストン伯爵とはかなり険悪な関係のようでしたが、
甥っ子のジョージさん&エリザベス妃殿下、それからマー坊やリック君には決してキラわれていませんし、
それどころか「親しみ」や「助けてあげたい」という感情を持たれているようです。

 ランズバーグ夫人とも急速に親しくなって行くようですし、
これから先、自分の夫よりも 「ハリソンさんが大好き 」 と平気で言ってのける、
いい家の奥さん方何名かも登場するのですが、何ゆえか男性閲覧者の方々分りますか?


あれだな、ローレンス・スターンの人から妬まれてキラわれる部分とハリソンのキャラ、
絶対どこかで繋がっているんだぜ!

私思ったんだけど、先週の続きで、先代伯爵夫妻って、
ジェイン・オースティンの「マンスフィールドパーク」に出て来る、
バートラム准男爵夫妻のようだったのかもよ。

どんな感じなの?

何かね~、ダンナは厳めしくて、奥さんはボーっとしてるの。
でも、あの家の子供達は裏で好き勝手していたようだったけど。
それで最後に、長男は遊び人生活が祟って病気になっちゃうし、長女は不倫が原因で離婚しちゃうし、
次女はだらしない貴族の家の次男と駈け落ち婚しちゃうし…で。

ジョージ殿やアン殿の様子では、先代ブリングストン伯爵は、
さらに管理能力が高かったようじゃの。人でも、事物でも何でもかんでも。

悪く言えば自己チューだったんだね。


 ハリソンさん、人によって評価が天と地ほどにも違うようですな。
明日は人工池のほとりで、心に秘密を抱えたランズバーグ夫人が、
ハリソンさんを前にして ― 。