風子ばあさんのフーフーエッセイ集

ばあさんは先がないから忙しいのである。

ああ困った、しくじった

2019-05-02 09:51:22 | 日記

  朝、花の水やりに玄関からひょいと出た。

続いて外出する家人が、私が外に居ることに気づかずに鍵を閉めて出かけた。

家に入ろうとして、締め出されていることに気づいた。

我が家は二人暮らしである。家の中には誰もいない。ありゃりゃ、である。

電話……と連絡をとろうにも、携帯は家の中。着換えもすまぬ起きぬけで、

つっかけを穿いたままの身一つである。

庭に回るがあいにく窓も施錠されている。

家人は深夜まで帰らない。

ご近所で電話を借りるにしても、家人の電話番号も覚えていない。

家人どころか、スマホだのみの今日、誰の番号も記憶していない。

ああ、むかしはこうでなかった!

 親しく電話する誰彼の10や20の電話番号はソラで覚えていて

なんどきでもスラ~っと出てきたものである。

パソコン、スマホ頼みの暮らしは、ひとたびこれを失えばどれだけ無力か思いしらされた。

続きはまた書きます。


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