歌う
独居老人は、一日誰とも口を利かない日が珍しくない。
これは口の周りの筋肉にも、嚥下力にもよろしくないから
鏡にむかって、ニイッと笑いなさいとか、「あいうえべー」と言いなさいとかすすめられる。
そんなことをするくらいならと、歌うことを思いついた。
声を出すことは咽喉をを鍛えるためにも、歌詞を思いだすことは記憶力のためにもよろしい。
一人だから調子っぱずれだろうが、大声だろうが、遠慮はいらぬ。
思いつくままに[慈しみ深き友なるイエスは~」と唄い出したかと思えば
「アカシアの雨に打たれてこのまま死んでしまいたい」と声を張り上げる。
「月の砂漠をはるばると~~金の鞍には王子さま~」になったりする。
選曲は意味不明、でたらめ。でも、いいの。ひとりって気楽!
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