お隣りの奥さんは、もう何年も前から、心臓が悪くて寝たり起きたりしている。
日中はデイサービスに預けて、ご主人がひとりである。
今日、暑い盛りの午後、風子ばあさんちの、玄関のチャイムが鳴った。
ドアを開けると、ご主人が血相を変えて、電話を貸してくださいという。
さては、奥さんに異変でも起きたかと、はっとする。
どうぞ、どうぞ、今、子機を持って来ますからと、室内に入ると、隣のご主人は、そのまま風子ばあさんについて、上がって来た。
お隣りといっても、ふだん、ほとんど付き合いはない
ご主人も奥さんも、これまでうちに上がったことはない。
とても、うろたえているので、何事かと思えば、エアコンの使い過ぎで電気が切れたという。
電話も通じないので、電機屋への連絡に、こちらの電話を使わせてほしいということである。
ご主人は、耳が遠い。電機屋に、すぐ来てください、急いでください、と割れるような大声で怒鳴った。
電機屋も外回りの人間が出払っているので、すぐには行かれませんということらしい。
ご主人がいったん家に戻ったあと、電機屋から、うちに電話がかかった。
「一時間あとに行きますから、伝えてください」
エアコンの切れた家でひとりは気の毒だから、では、こちらに来てもらおうかと、隣家を訪ねた。
電気が切れているので、チャイムも鳴らない。
大声で何度も呼んだ。
へいへいと、ご主人は、上半身裸のブリーフ一枚で出てきた
蒸し風呂のような室内だから無理もないが、電機屋が来るまで、このじいさんを預かることになるのかと正直がっかりしたが、ご主人は、いえいえ、大丈夫と、ブリーフ姿で何度も何度も丁寧に頭を下げた。
日中はデイサービスに預けて、ご主人がひとりである。
今日、暑い盛りの午後、風子ばあさんちの、玄関のチャイムが鳴った。
ドアを開けると、ご主人が血相を変えて、電話を貸してくださいという。
さては、奥さんに異変でも起きたかと、はっとする。
どうぞ、どうぞ、今、子機を持って来ますからと、室内に入ると、隣のご主人は、そのまま風子ばあさんについて、上がって来た。
お隣りといっても、ふだん、ほとんど付き合いはない
ご主人も奥さんも、これまでうちに上がったことはない。
とても、うろたえているので、何事かと思えば、エアコンの使い過ぎで電気が切れたという。
電話も通じないので、電機屋への連絡に、こちらの電話を使わせてほしいということである。
ご主人は、耳が遠い。電機屋に、すぐ来てください、急いでください、と割れるような大声で怒鳴った。
電機屋も外回りの人間が出払っているので、すぐには行かれませんということらしい。
ご主人がいったん家に戻ったあと、電機屋から、うちに電話がかかった。
「一時間あとに行きますから、伝えてください」
エアコンの切れた家でひとりは気の毒だから、では、こちらに来てもらおうかと、隣家を訪ねた。
電気が切れているので、チャイムも鳴らない。
大声で何度も呼んだ。
へいへいと、ご主人は、上半身裸のブリーフ一枚で出てきた
蒸し風呂のような室内だから無理もないが、電機屋が来るまで、このじいさんを預かることになるのかと正直がっかりしたが、ご主人は、いえいえ、大丈夫と、ブリーフ姿で何度も何度も丁寧に頭を下げた。
やっぱりお隣は大事にしなくてはと、改めて思いました。
年寄りこそ、携帯電話が必要なのでは
と思ったことでした。
お礼に、シャキっと元気、リアルゴールドと
いう飲料をもらいました。
高麗ニンジン、ビタミン、アスパラギン酸など入りで、元気になりそうです。
お隣さんはとても助かられたでしょうが、
風子様もあっちへ行ったり、こっちにきたりでお疲れ様でした。
携帯を是非持ってもらいたいですね。