今日は、若い仲間と一緒のギターの集まりがあった。
舞台……と言っても20センチばかりの高さだが、
そこに15ほどの椅子が並び、その一番 はしっこに、
風子ばあさんはギターを持ってすわろうとしていた。
司会者が、演奏する仲間の紹介をしようとしたまさにその時、
風子ばあさんは、なんのはずみか、ギターを持ったまま、
椅子ごとこの舞台から転げ落ちた。
椅子のパイプに挟まれた両足は天井を向き、
頭はスピーカーの箱に挟まれて斜めに傾ぎ、
手にしたギターを突き上げたまま身動きがとれない。
幸いにしてというべきか、憐れな事にというべきか、
衆人環視の席である。すぐに人が駆け寄り、助け起こしてくれた。
大丈夫ですか、大丈夫ですか……の声を何人からもかけてもらいながら、
再び舞台にあがった。
こんなときは、痛いことより、恥ずかしい方が優先する。
何食わぬ顔をする。
頭にタンコブ出来たかもしれないなあ、などと思いながら、
「夜霧のしのびあい」を弾いた。
帰宅してから、風子ばあさん、
いよいよヤキがまわったな、とひそかに落ち込んでいる。
舞台……と言っても20センチばかりの高さだが、
そこに15ほどの椅子が並び、その一番 はしっこに、
風子ばあさんはギターを持ってすわろうとしていた。
司会者が、演奏する仲間の紹介をしようとしたまさにその時、
風子ばあさんは、なんのはずみか、ギターを持ったまま、
椅子ごとこの舞台から転げ落ちた。
椅子のパイプに挟まれた両足は天井を向き、
頭はスピーカーの箱に挟まれて斜めに傾ぎ、
手にしたギターを突き上げたまま身動きがとれない。
幸いにしてというべきか、憐れな事にというべきか、
衆人環視の席である。すぐに人が駆け寄り、助け起こしてくれた。
大丈夫ですか、大丈夫ですか……の声を何人からもかけてもらいながら、
再び舞台にあがった。
こんなときは、痛いことより、恥ずかしい方が優先する。
何食わぬ顔をする。
頭にタンコブ出来たかもしれないなあ、などと思いながら、
「夜霧のしのびあい」を弾いた。
帰宅してから、風子ばあさん、
いよいよヤキがまわったな、とひそかに落ち込んでいる。
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