昨日の、昭和の新婚旅行についての続きである。
新婚旅行には、なぜか、新婦がみな、帽子をかぶった。
べつに、そのころ帽子が流行っていたわけではない。
いわば新婚旅行の制服みたいなものだった。
今の皇族方が被るような帽子を被るのが定番だった。
行く先は熱海か、別府あたりで、
駅のホームには同僚や友人が見送りに集まった。
披露宴からそのまま旅行というケースが多く、
友人たちはたいがい少しお酒が入っていた。
ホームでは、バンザイ、バンザイが叫ばれる中、
新婚さんは列車に乗り込む。
これ、ごく普通の眺めであった。
今のひとたちなら恥ずかしくて出来ないだろう。
そのかわり、離婚をすれば「出戻り」と言われ、
結婚前に妊娠でもしたら、お腹の目立たぬうちにと、
取り急ぎ式が行われた。
そういうことは恥と言われた。
どっちが恥なのか……。今考えるとおかしい。
できちゃった婚という言葉も、
バツイチという言葉もなかった時代のことである。
あれもこれも、時と共にうつろう。
新婚旅行には、なぜか、新婦がみな、帽子をかぶった。
べつに、そのころ帽子が流行っていたわけではない。
いわば新婚旅行の制服みたいなものだった。
今の皇族方が被るような帽子を被るのが定番だった。
行く先は熱海か、別府あたりで、
駅のホームには同僚や友人が見送りに集まった。
披露宴からそのまま旅行というケースが多く、
友人たちはたいがい少しお酒が入っていた。
ホームでは、バンザイ、バンザイが叫ばれる中、
新婚さんは列車に乗り込む。
これ、ごく普通の眺めであった。
今のひとたちなら恥ずかしくて出来ないだろう。
そのかわり、離婚をすれば「出戻り」と言われ、
結婚前に妊娠でもしたら、お腹の目立たぬうちにと、
取り急ぎ式が行われた。
そういうことは恥と言われた。
どっちが恥なのか……。今考えるとおかしい。
できちゃった婚という言葉も、
バツイチという言葉もなかった時代のことである。
あれもこれも、時と共にうつろう。
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