年会費登録で
一年間観光バス乗り放題の会員になっている。
先日、それを利用して仲良しと温泉へ行くことになった。
集合場所の、まさにバスに乗り込む寸前、
風子が会員カードを忘れて来たことに気付いた。
原則、カード忘れは乗車ができない。
これで乗車できなかった人がこれまで何人もいる。
ああ、どうしよう、どうしよう。
提示するべき乗車口で、機転を利かせた仲間のひとりが
「会員番号××、誰誰、次は××誰誰……」
とカードを見せずに手元の全員の控え番号を読み上げた。
確認していたドライバーさん、つい乗せられたか、
はいはい、どうぞ、と言ってくれた。
やったあ~で、急いで乗りかけた風子が、
ステップを踏み外しそうになった。
「あわてない、あわてない」とドライバー氏。
いえいえ、こちらに慌てる事情があるんです、とは言えなかった。
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