今日は旅のテーマ、最果ての地、竜飛崎と大間崎の両方に行ってみる予定。
ホテルの朝食もないので、昨夜ゲットしたパンを食べて早朝スタート。
新幹線開業で作られた、新青森駅。
ここから280号バイパスで、津軽半島を縦走。
蟹田から下北半島の脇野沢に渡るフェリーがAM9:20出航予定なので、あまり時間が無い。
巻き気味に行くぜ。
蟹田でバイパスが終わり、そのまま280号で海沿いを回り、竜飛崎に到着。
超有名な演歌、津軽海峡冬景色の歌碑。
ボタンを押すと、石川さゆりの歌が聴ける。
冬景色ではないが、今日は陸奥湾沿岸に濃霧注意報が出ており、霧景色。
正直何も見えん。
これも超有名な、階段国道。
特に車止めも無いから、うっかりバイクで突っ込みそうになったよ。
これが上から見た階段国道。
オフ車なら行けそうだな。
灯台下の駐車場へ。
すぐ近くの灯台も見えない。
下の竜飛漁港へ。
建物の裏に、ジグザグの階段国道が見える。
太宰治の碑。
竜飛漁港は、太宰はんが鶏小屋のようだと評した通りの風景だな。
霧の所為もあり、うら寂しいアトモスフィアが漂っている。
フェリーの時間が迫っているので、帰りは今別から内陸部の県道でショートカット。
途中にある新幹線の駅、奥津軽いまべつ。
予想通り、周りには何もないなあ。
まあ、内陸の方は霧が晴れて天気は良いが。
何とか出航前に蟹田まで帰ってきた。
沿岸部はやはり霧が。
フェリー大丈夫かな。
予定通り運航するそうだ。
チケットを買い、乗船。
隣のハーレーとは、この後も何度か会う羽目に。
船首の車両ハッチを閉めて、出航。
航行中は、霧で一切見通しが効かないなあ。
まあ、最新の船なので、レーダーやGPSで安全は確保できるのだろうが。
陸奥湾内は波も無く、全く揺れないのが救いだな。
予定より10分遅れたが、1時間少々で無事脇野沢に到着。
脇野沢港とフェリー。
小さいフェリーだが、なかなか快適だった。
大間を目指し、国道338号海峡ラインを北上。
中々アップダウンの激しいワインディングだな。
標高が上がると、ご覧の通りの良い天気だ。
下に雲海が見える。
仏像の様な岩が並ぶという、仏が浦。
しかしこの雲海の下なので、何も見えないだろうな。
マグロを求めて、ついに来ました。
昼過ぎに大間崎着。
ここが本州最北端の碑。
最果ての地に到着。
霧が晴れれば、北海道が見えるはずなんだが、すぐ近くの大間崎灯台すら見えない。
残念。
取りあえず近くの食堂で昼食。
しかし、土地が開けている所為か、竜飛崎より開放感があるな。
ここは、初セリでの最高値、1億5500万円のマグロを釣った漁師さんの経営らしい。
スゴイ。
来ました。
マグロのみの三食丼。
超美味い。
食後、フェリーで一緒だったハーレーのおっちゃんに遭遇。
尻屋崎を目指すと言って、去っていった。
売店で土産物などを購入後、国道279号はまなすラインをむつ市方面へ。
途中から県道で山間部に入り、恐山に寄り道。
入り口近くの川からは、温泉の硫黄の匂いが。
恐山着。
やはりなんとなく、現実離れした場所だね。
目前には宇曽利湖が広がる。
流石に平日なので、駐車場は空いているな。
ここでまたハーレーのおっちゃんに遭遇。
尻屋崎じゃなかったのかよ。
恐山菩提寺。
入山料500円を払い、中へ。
立派な山門。
広々とした参道の先に、本堂。
背後の山は地蔵山。
参道脇には、温泉もある。
スルーしてしまったが、入山料で入れたらしい。
本堂に参拝後、霊場巡り。
所々火山性ガスの吹き出す山肌は、地獄に例えられている。
確かに、寂寥感が。
無間地獄。
慈覚大師堂。
八葉塔。
石を積み上げた一つ一つが、水子供養なのだろう。
カラカラと音を立てて回る風車が、物悲しい。
賽の河原に積み上げた石は、鬼が崩して回るんだよなあ。
水子供養ご本尊。
地蔵菩薩だ。
宇曽利湖に向かって広がる白浜は、極楽に例えられる。
確かに開放的だ。
ぐるっと一周し、霊場巡り終了。
天気も良く暑いので、喉が乾いてきた。
霊場アイスを頂く。
バニラ200円。
昔懐かしい感じの、シャーベット状で甘さ控えめ。
生き返るなあ。
むつ市からは国道338号線で、ひたすら太平洋側を南下。
東通村、六ケ所村などの原発地帯を通るので、電力マネーのお陰か、結構良いバイパスが整備されている。
走りやすいんだが、退屈だ。
八戸から高速に乗り、安比温泉の宿を目指す。
PAで夕食を取っても良かったのだが、売店すらないとは。
本日の宿に到着。
併設の日帰り温泉施設があるので、食事も出来るかと思っていたが、平日ゆえか食事処は閉まっているらしい。
到着時間が読めなかったので、朝食のみのプランにしてしまったんだよね。
まあ、今朝の残りのパンと、後は酒とつまみがあればいいか。
本日のルート、470km程。
途中、フェリーを使ったりしたので、結構時間がかかったな。