オジサンの部類、しかもベテランに属する私が、らしくもなく「ほぼ日手帳」を購入した。
「ほぼ日手帳」の詳細を知りたい方はコチラ↓
http://www.1101.com/store/techo/index.html
いまやスケジュールやTo Doといった管理はPC上で出来るようになり、ツールとして手帳の出番は減っている。
ただ、そもそもアバウトでナマケモノな私はマネジメント的なデータを手帳にきっちり書き込むことより、バカな妄想やら思いつきやらをメモしたり、絵に描いたりするのが好きだった。手帳がスケジュール管理から遠ざかる過程で手帳を開く習慣も希薄化し、その結果「落書き」機会を減らしてしまい、気がつかないうちにフラストレーションがたまっていたような気がする。かつて紹介したポストイットホルダーを携帯しようという行動もそれに関連しているようにも思う。
ポストイットはメモならいいが、絵や図となるとなかなか描きにくい。
やっぱり手帳かなあ、と思い始めたら、「ほぼ日手帳」が頭に浮かんだ。というのも前年の手帳更新時にひっかかっていたからだろう。
「ほぼ日手帳」は1日1ページ構成。そのスペースが魅力的に見えた。
1日1ページ構成の手帳というのは他にもいくつかあるのだが、自己啓発系というか、綿密管理型というか、書くことがきっちり決まっていて息が詰まりそうな感覚が禁じえず、敬遠していた。
ところが「ほぼ日手帳」はフリーハンド性が高く、ユルいムードで好感が持てたのだった。
前回の手帳更新時は結局、成り行きで貰った能率手帳を使うことにしたのだが、結局スケジュール管理はPC中心でやったこともあって、使用頻度は非常に少なかった。
そんなこんなで、今回は「ほぼ日手帳」を使ってみることにした。
で、実はここまでの話は前フリ。
本題は「ほぼ日手帳カバーを自作しよう」である。
これまでにシステム手帳やら手帳カバーやらは作ったことがあるので製作上のポイントはだいたいわかっている(つもり)。
さて、とにかく構想を練る。
自由性の高い自物の構想は楽しい。建築家が自分の住む家を考えるのと似ているのではないだろうか。
すでにいくつかの要件が思い浮かんでいる。
・ 文庫本サイズであることを活かし、リアルな文庫本(+カバー)と一体化して所持できる仕組み
・ コアユニットと周辺ユニットからなり、ビジネスユースとプライベートユースで必要に応じて合体・分離
・ ペンだけでなく、定規やカッターなどいくつかの文具か、もしくはマルチツールを収納したい
・ ポストイットも格納する
・ フォトフレームがあるといい
・ 財布機能もつけようか
・ 「しおり」を工夫(この部分、ほぼ仕様決定済み。追って紹介予定)
・ カード収納は純正カバーほど多くなくてよい
・ 色は茶系。外観はシンプル
上の要件は結構欲張りに見えるかもしれない。現段階でどこまで実現するかも未定である。
ただ、参考までに第1次システム手帳ブームのころに自作したシステム手帳に盛り込んだ項目を列挙しておこう。
・ 母体は「システムダイアリー」(ブーム以前からある8穴のシステム手帳)
・ ペンは「ぺんてるmulti8」(シャープ、ボールペン数種、蛍光芯など8種のリフィルを1本に収納)
・ その他収納物
ポストイット、おりたたみはさみ、セロテープ、消しゴム、カード型電卓、カード型印鑑、名刺10枚、ゼムクリップ、切手、メガネ用ドライバー、極薄ノコギリ(!)
・ 上記収納物でポケットに入れにくいもののためにスライド式缶ケースを装備
・ 外側にファスナーポケット
・ 他のものと合体できるようにスナップ凸を表面に複数配置
・ オリジナルインデックスリフィル(表面に鉛筆書きができる素材で)
・ カードホルダー
「システムダイアリー」は本来ミニ6穴サイズに近いが、上記要件を満たした結果、バイブルサイズ大になったあげく、ハンパじゃない重さに。スナップの突起はポケットからの出し入れの邪魔になった。いろんな意味で「若気の至り」としかいいようがない。
この手帳は、実は南の島(沖縄)で紛失し、今は手元にはない。
「拾って届けていただければ2万円差し上げます」なんて書いておいたのに・・・。
珍品ゆえに拾った人間が2万円より価値があると思ったのだろう、とポジティブシンキング(?)して自分を慰めたが落胆は大きかった。そのせいで次の自作手帳はそれほど珍品に見えないようにしたという歴史(?)があったりする。
さて今回はどうなるか。
といいつつ、師走も意識されるこの時期、別途、恒例の手作り年賀状作成もやらねばならず、年内にできるか危ういことは前もって宣言しておく。コアユニットだけなんとかしたいものだが・・・。
ま、手帳になんでも挟んでしまうので大きく重くなるのが難点ですが、こじゃれたハンドバックもって歩く人でもないので、肩こりだけ気をつけて愛用中です。
心強いです。
紙質について太鼓判を押してらっしゃるのは選択してよかったと思います。
月の満ち欠けを意識するって、まさか狼男よけ? なんてね。