家づくり、行ったり来たり

ヘンなコダワリを持った家づくりの記録。詳しくは「はじめに」を参照のほど。ログハウスのことやレザークラフトのことも。

処暑に思ったこと

2007年08月23日 | 家について思ったことなど
きょう8月23日は、二十四節気でいうところの「処暑」である。
暑さが峠を越す節目の日に、まさに暑さが和らいだ感があった。
これですぐに暑さがおさまるのかどうかは分からないが、前日までのあの暑さも、終わってしまうとすればちょっとさみしかったりするから不思議だ。あれだけ暑さと格闘していたというのに、人間というのは勝手なものなのである。
あの暑さがあったからこそ、和らいだことがうれしく感じられるということもしみじみ思う。

今年の夏を無理やりポジティブに表現するとすれば、「季節を満喫した」ということになろうか。

季節は時に優しく、時にきつい。
「優しさ」も「きつさ」も家の性能・機能によってどの程度緩和するかということを考えたい。
「きつさ」への対処はとても重要だが、あまりに完璧に回避を期すと「優しさ」にも気づかなかったりして、いい意味でも悪い意味でも「季節を満喫」しにくくなる。このあたりの調節が難しいところだ。
老人になったら季節と格闘するのは酷だが、子供には季節と少々格闘させて、格闘すること自体の面白さも教えたい。
私は貧乏性的発想から、「子供のころから寒暖に神経質なのは損」と思っている。
「暑いなあ」といいつつも顔は笑っている、そういうたくましい人間に育てたい。
きっとその方が楽しく生きられるから。