家づくり、行ったり来たり

ヘンなコダワリを持った家づくりの記録。詳しくは「はじめに」を参照のほど。ログハウスのことやレザークラフトのことも。

工務店は要(かなめ)

2006年02月16日 | 家について思ったことなど
 ハウスメーカー、工務店、設計事務所と、家づくりのパートナーは大きく3種に分けられるが、実際、どのやり方を選んでも大抵は工務店と関係を持つことになる。
直接工務店と設計施工契約を結ぶ場合はもちろんだが、ハウスメーカーと契約しても施工は下請けの工務店であることが多いし、設計事務所と設計・監理契約を結べば自然に工務店も選ぶことになっていく。
やや強引に業種の集合体でイメージすると、家づくりという事業の「柱」はハウスメーカーだったり、設計事務所だったりするが、事業の「土台」は工務店が担っているという感じ。工務店が一括で請け負えば「柱」も「土台」も担うということになる。

ということで、どのような工務店と建てるのかは家づくりの要といえる。

私は職人気質な工務店をイチ押ししたい。モノづくりがしたくてこの世界に入ったという経営者のいる工務店。自分の腕を見て欲しいという工務店。勉強熱心な工務店。家をたくさん建てていることを誇りとするのではなく確かな家を作ることを誇りにする工務店。建て終わったあとも家のことを考えてくれる工務店。

営業上手で「とにかく安くします」なんていう工務店や、他の悪口ばかり言っている工務店、工事現場を見せたがらない工務店は遠慮したい。

私が早々にハウスメーカーを依頼先候補から除外したのには古屋の存在ほか、いくつかの個人的事情があるが、自分で実際の施工業者を選べないことを気にしたということもある。もちろん、ちゃんとしたハウスメーカーなら品質管理はきっちりやるのだろうが、職人が腕をふるうというよりは、機械的に仕事をこなすという感があって、一定の安心感は得ても、想像以上の仕上がりというようなサプライズは期待しにくいように思う。

自分の家づくりではそんなことを意識して工務店をピックアップした。実施設計が出来上がってくるころまでにはそれぞれの工務店にそれぞれの魅力を見出しており、見積もりを依頼して最終的に1社に絞り込んで他社に断りの連絡を入れるのは非常につらかった。
最終的に契約した工務店はもちろんのこと、候補にあげた工務店は皆、いい工務店だと人に勧められると思っている。