家づくり、行ったり来たり

ヘンなコダワリを持った家づくりの記録。詳しくは「はじめに」を参照のほど。ログハウスのことやレザークラフトのことも。

設計事務所に設計を依頼することになったわけ

2004年10月27日 | 我が家のスペシャルな事情
 我が家は建て替えである。
設計事務所に設計を頼むことにしたのは、いままで住んでいた古い家屋の一部を残すことにしたことが主な理由になっている。

 これまでの家は、築38年経つ部分と築55年の部分がくっついた形になっていた。そのうち、古いほうの築55年の部分を残すことにしたのだ。

 なんで、より古い部分を残すのか? 
古くなることによって風格が出ていたためだ。古いだけあって、化学的な建材は使用しておらず、全部無垢材。軒は深く、なんと立柱方式で縁の下が素通し、すべてが木製建具、という建物である。祖父が腕のいい大工の棟梁に建てさせたという。

 築38年のほうは、間取りとかはそれなりに考えて作ってあったため、使い勝手は悪くないのだが、当時の新建材を使っていて、残念ながら、年月を経て、風格が現われるのではなく、劣化が目立ってきてしまっていた。耐震性に劣ることも懸念材料だった。かつて商売を営んでいたため店舗になっている部分があり、商売をしていない現在、どのみち改築する必要があった。

 そんなことで、古い建物を残すことになった。

じゃあ新しい家屋はどう建てようか、と考えた。
ハウスメーカーは最初から除外した。古い家屋とマッチするデザインの住宅ラインナップのあるメーカーなどない。
 じゃあ、工務店はどうか? 古屋と同じ仕様で建てたら、家としての性能が前時代のものであるにもかかわらず、相当な金額になりそう。しかも、同じテイストの純和風の建物に、とも考えていない。かといって、レンガタイルなど使った最近の工務店が得意とするデザインにされたら、古屋と絶対にマッチしないだろう。
 古屋を生かしつつ、デザイン的にも問題ない建物にしようとしたら、設計事務所に依頼するのが一番いいという結論に達した。

 設計事務所探しは、建築家とマッチングしてくれるプロデュース会社を使った。
何人かの建築家にあってから決めた。この利点についてはまた後日、整理しようと思う。

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