2021-12-12
RC可動戦車などの効果音はDFPlayer miniを使っているが、microSDカードも必要でした。
DFPlayer miniが3個で800円程度。microSDカードが1個570円程度。1set合計833円程度です。
最近、JQ6500音声モジュール基板(MP3)というものを知りました。
これは、内蔵のメモリー(2MBらしい)にデータを描き込んで使用でき、お手軽です。
使ってみたのは非正規品ですが2個788円(16PT)、1個当たり390円程度で利用できます。
▼JP6500にデータを描き込むにはアップローダープログラムが必要です。
- JQ6500 MP3 Player Module を開きます。
- ページ内の下方の、English Language MusicDownload.exe Uploader for JQ6500-16P
English Language MusicDownload.exe v1.2a をクリックして、
Zipファイルをダウンロードし、適当な場所に解凍します。 - 開いたプログラムのFILESタブがMP3ファイルの選択画面、FLASHタブがアップロード画面です。
- JQ6500とWindowsPCをUSBケーブルで接続。
デバイスとして認識されてないので不安でしたが、書込みは問題なく出来るようです。 - FILESタブをクリックし、Chose files...ボタンをクリックして、コピー元のファイルを選択してセットします。
- 次に、FLASHタブをクリックし、FLASHボタンをクリックしてJP6500にアップロードさせます。
この時、メモリーは初期化され、新たに書込みされているようです。 - 下図の回路で、マイコン無しで動作させることができるので、
購入したユニットが正常に動作するか、正常に描き込まれているかを確認することができます。
電源電圧はDC3.2~5Vです。
K1からK5までの5個の端子に各々プッシュスイッチを接続することで、
マイコン無しでも5個のMP3音源を再生できます。
描き込んだファイルが3個だけの場合、S4、S5を押して再生されるファイルは1番目のファイルでした。
Arduinoでコントロールすることも可能ですが、詳しいコマンドの説明が見つかりません。
サンプルプログラムを参考に試行錯誤で動作させてみました。
Arduino IDEでプログラムを書き込み、動作させるにはJQ6500_Serial Arduino Library をダウンロードします。
▼ http://sparks.gogo.co.nz/JQ6500_Serial.zip をダウンロードします。
Zipファイルのダウンロードは「安全ではありません」と警告されますが、各自の責任でダウンロードしてください。
ダウンロードしたZipファイルは、Arduino IDEで「Zip形式のライブラリーをインストール」で処理します。
これで、File/スケッチ例/JQ6500Serial/FullDemoなどを利用できるようになります。
ArduinoとJQ6500の接続はスケッチの内容を確認。
JQ6500のTX(10pin)をArduinoの8pinに、
JQ6500のRX(9pin)をArduinoの9pinに1kΩを介して接続します。
// Arduino Pin 8 is connected to TX of the JQ6500
// Arduino Pin 9 is connected to one end of a 1k resistor,
// the other end of the 1k resistor is connected to RX of the JQ6500
// If your Arduino is 3v3 powered, you can omit the 1k series resistor
SoftwareSerial mySerial(8, 9);
JQ6500_Serial mp3(mySerial);
▼サンプルスケッチを参考に、下記のスケッチを作成しました。
5個のMP3ファイルを順に再生するだけのプログラムです。
上手く動作したので、取り敢えずArduinoで動作する確認はできました。
mp3ファイルですが、001abc.mp3の様に3桁の数字で始まるファイル名で登録する。
指示、再生は数字の若い順で何番目という具合になる様です。
JQ6500_TEST_5files.ino 1/1
1: /* JQ6500_TEST_5files
2: test controls of the JQ6500 module.
3: 2021/12/12
4: 5 files simple play test
5: */
6:
7: #include "Arduino.h"
8: #include "SoftwareSerial.h"
9: #include "JQ6500_Serial.h"
10:
11: // Create the mp3 module object,
12: // Arduino Pin 8 is connected to TX of the JQ6500
13: // Arduino Pin 9 is connected to one end of a 1k resistor,
14: // the other end of the 1k resistor is connected to RX of the JQ6500
15: // If your Arduino is 3v3 powered, you can omit the 1k series resistor
16:
17: SoftwareSerial mySerial(8, 9);
18: JQ6500_Serial mp3(mySerial);
19: int fnum ;
20:
21: void setup() {
22: Serial.begin(9600);
23: mySerial.begin(9600);
24: mp3.setVolume(20);
25: }
26:
27: void loop() {
28: for (fnum = 1 ; fnum <= 5 ; fnum++) {
29: mp3.playFileByIndexNumber(fnum);
30: delay(3000);
31: }
32: delay(3000);
33:
34: for (fnum = 5 ; fnum >= 1 ; fnum--) {
35: mp3.playFileByIndexNumber(fnum);
36: delay(3000);
37: }
38: }
39:
注)7,8,9行目の #includeの後に <***.h>で記述した場合、
<***.h>ごと消える現象が有るため、"***.h"で表示しています。
未だ未確認な点が多くあり、上記内容に誤った解釈が有るか判りませんが、
取り敢えず動作させた所までを備忘録として残します。
音声モジュールについての解説、ありがとうございます。
お話を理解するのにちょっと時間を要してしまいました。
アマゾンで「JQ6500音声モジュール基板」を検索すると出てきました。1個1000円しないお値段でした。
マイコンなしでも使えるという事は、プログラミング不要と言う事ですね。
はんだ付けとかの物理作業ならなんとかギリギリ食らい付けますが、本当のデジタルはチンプンカンプンなので・・・(笑)。
ちょっと興味が沸いてきました。
取り急ぎ、この記事を保存版とさせていただきます。
ありがとうございました。
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私が購入したもので2個で788円です。
microSDカードを使うDF Player Miniの方がポピュラーで、関連記事もネットに多くあります。
基本的にはほぼ同じですが、端子配列が若干異なります。
メモリーが2MB上限なのが注意点です。
容量の大きなファイルを扱うのであればSDカードタイプの方がいいです。
結構お手軽に効果音を再生させることができるので、試されては如何でしょうか?