巨人-阪神3連戦(東京ドーム)すごい試合でしたね。3試合ともどっちが勝っても不思議ではありませんでした。
金曜日は芝居を見に行ってたので残念ながらテレビ観戦できませんでしたが、ニュースで見たらものすごい乱打戦で、両チームの特色が実によく出ている試合でした。
ジャイアンツはホームラン7本! タイガースは1本。これで結果は9-8でタイガース。知らない人は「何で何で」と思うような、摩訶不思議な結果ですが、これが両チームの特色。
ジャイアンツはホームランで得点する(というかホームランでないと得点できない)。タイガースはヒットやフォアボールを積み重ね、ランナーをためて得点する。
終盤まで、とったら取返すのシーソーゲームを繰り広げました。
しかし、決勝点はベテラン桧山がジャイアンツのお株を取り、守護神(クローザー)上原からホームランを打って決勝点。最後はタイガースの守護神藤川球児がピシャリと押さえて試合終了。
土曜日は仕事をしながら「G+(日テレジータス)」をつけっぱなしで、前日とはまったく正反対の息詰まる投手戦を見ていました。
ジャイアンツの久保は、初回鳥谷に先頭打者ホームランを打たれた以外、なかなかの好投。タイガースの安藤は、5回までパーフェクト。6回にちょっと欲が出たのか、フォアボールを避けた甘い球をイ・スンヨプにスタンドまで運ばれて失点。
決勝点は7回、タイガースは肩痛で休養中の林に代わって入った葛城が好投の久保からホームラン。
ピッチャーがいいと連打は難しいので、どうしても1発が決め手になります。そうした意味ではホームランバッターだらけのジャイアンツの方が有利に思えますが、なかなか理屈道理に行かないところが野球のおもしろいところです。
この日も最終回、藤川球児が締めて2-1で勝利。
ついにタイガースは首位に立ちました!
最大12ゲームあった差をひっくり返しての首位、長嶋巨人のメイクドラマ以上の快挙です。
ここまで藤川球児は9試合9連投9連勝。スッゲー!
せっかく首位に立っても、次の試合に負けたらまた逆戻りです。3戦目はどちらにとっても絶対落とせない重要な試合。
ところが、両チームとも先発投手(巨人-高橋、阪神-下柳)が乱調で、初戦と同じような点の取り合いになってしまいました。
阪神には、JFKというトリプルストッパーがいて、6回までにリードしていればほぼ勝利は確定なのですが、この日、その一角のジェフ・ウィリアムスが体調不良で離脱。せっかく7回にリードしておきながら、代わりの江草が二岡に2ランホームランを浴びてまた同点。江草もいいピッチャーなのですが、これは二岡を誉めるべきでしょう。
同点でもジャイアンツは豊田、上原とつないで、最終回のサヨナラゲームへとつなげたい考え。
ところが、その守護神上原が、またもや打たれます。タイガースは上原に連打を浴びせて2点を奪取。
2点リードの最終回。さすがに疲れが見えたタイガースの守護神藤川球児、1点を奪われてアップアップでしたが、最後は前の打席でホームランを打っている二岡を三振に打ち取りゲームセット。
両チーム総力戦で、一触即発のにらみ合いあり。まるで決勝戦のような真剣勝負でした。両チームとも本当によくがんばりました。気がつけば試合終了は11時をまわっていました。この3試合、歴史に残る名勝負ですね。
これで、藤川球児は10連投10連勝。この日はさすがにしんどそうでした。月曜日は休みになりますが、1日休んだくらいでは回復しないでしょう。でも、ここまで来たら優勝目指してがんばってください。
優勝したらMVPは間違いなく藤川球児です。
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話は違いますが、読売巨人軍の渡邉恒雄会長から原監督に対して「1位通過の至上命令」が出ているとか。
その理由がなんと、「そうでないと儲からない」からだと言います。
クライマックスシリーズでは、それぞれのチームの主催ゲームが1位5試合、2位3試合、3位0試合と決められています。興業収入は主催チームに入りますから、順位によってずいぶん差が出てくるわけです。
しかし、選手がみんな優勝に向けてがんばっているときに、金の話を公に持ち出すなんて常識を疑います。選手は契約更新の時はいろいろと駆け引きをしますが、決まってしまえば「オレの契約金は○○円だから、球団はもう元をとったろう、だから今日はホームランは打たない」なんて計算しながらプレーをする選手なんていません。
渡邉恒雄会長の発言は、選手の士気を下げるようなもので、非常識極まりありません。こんな会長のもとで優勝することは、他のチームの何倍もの気力がいることでしょうね。
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「たったひとつの命だから」朗読会in東京
久留米のコミュニティーFMの番組に寄せられた「たったひとつの命だから」という言葉に続けて書かれたたくさんのメッセージ。番組パーソナリティの岩坂浩子さんの朗読と堤朱美さんによるオリジナルのピアノ伴奏の絶妙なコラボレーションで、心洗われるステージをお届けします。
日時:2007年9月30日 (日) PM7:00~9:00
場所:なかのZERO小ホール(JR中央線中野駅徒歩10分)
定員:500人
会費:当日2000円
お申し込み:お申し込み:地湧社まで電話またはFAX、e-mailにてお申し込みください。
主催:地湧社&ワンライフプロジェクト
東京都千代田区神田北乗物町16
Tel.03-3258-1251 Fax.03-3258-7564
E-mail jiyusha@jiyusha.co.jp
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詳しくはメールで galapyio@sepia.ocn.ne.jp まで
いずれにせよどの球団も10連覇どころか100連覇するくらいの気概で挑んでほしいもんです。八百長など言語同断、正々堂々真っ向勝負ですね。
優勝争いが激しくなればなるほど、プロ野球全体はおもしろくなり、ひいてはスポーツ全体の振興につながります。これは大歓迎!
つまりGのV9中、どんどん野球ファンが減少していったのと同じことが起こります。
つまり、球界が人気チームにおんぶにだっこではなく、それぞれ独自に魅力アップを図っていけば、おのずと特定のチームばかり優勝することはなくなるでしょう。
そういった意味では、今のパリーグ、特に日ハムやロッテはがんばってますね。
セリーグでは広島が今後面白いと思います。
つまり、タイガースに10年連続で優勝するなということではなく、他チームが簡単にそれを許すようなら、球界として由々しき事態だということです。
もちろん10連覇などまずできるわけないと思いますが、してはいけない理由はどこにもないと思います。
戦力が偏らないよう、球界で話し合いや調整は必要ですが、その上で出た結果は受け入れるべきでしょう。
他のチームは、同じ条件で勝つよう努力すべきですし、ファンもしっかり応援すべきです。
これは決して負けても負けても応援し続けたタイガースファンのリベンジな発想ではありません。
そんなことをしてはいけないと思います。他のチームのファンもいるんだし。
ただ、ずっと優勝し続けて来たGには、ここ10年くらいはお休みいただいていいとは思いますが。
今年はパ・リーグも一時の勢いがありませんから、日本一になるチャンスですね。
大風呂敷は置いておいて、今年こそ三度目の正直、日本一をぜひ実現してほしい!