フランス語の勉強ノート

フランス語を勉強していて、知らなかったこと、忘れていたこと、発見したことなどについて書いていきます。

不定冠詞と定冠詞

2007年08月19日 18時18分47秒 | 文法
8月16日のNHKフランス語講座より

関係代名詞のまとめということだったのですが、不定冠詞と定冠詞の違いに気づかせてくれる例文のオンパレードだったので、まとめてみました。

1.ここは日本食レストランがたくさんある界隈です。
2.ここがあの超有名なレストランです。
3.それは私が訪れたいと思っている町です。
4.それは父が生まれた町です。
5.それは東京の北にある町です。
6.それは私のいとこが町長をしている町です。
7.友達にね、お父さんが医者をしているのがいるの。
8.お父さんが医者をしている友達ってあの子なの。

1. C'est un quartier où il y a beaucoup de restaurants japonais.
(話し手は当然その界隈を知っているのですが、その界隈について聞き手と初めて話す場合は、いくら自分が知っていてもunとなります)

2. C'est le restaurant dont le nom est très connu.
(話し手と聞き手の間で既に話題になっているレストランであれば、leとなります)

3. C'est une ville que j'aimerais visiter.
(聞き手は話し手の行きたいところなんて知りもしないでしょうから、uneとなります)

4. C'est la ville où mon père est né.
(出生地は一箇所のみですのでleとなります)

5. C'est une ville qui est au nord de Tokyo.
(東京の北といってもいくつも町がありますから、そのうちの一つということでuneとなります)

6. C'est la ville dont le maire est mon cousin.
(いとこが市長をしているのは一つの町しかありませんからlaとなります)

7. J'ai un ami dont le père est médecin.
(聞き手の知らない友達のことを話すのですから、unとなります)

8. C'est l'ami dont le père est médecin.
(聞き手も既に誰のことがわかっているような場合、leとなります。これがC'est un ami dont le père est médecin.となると、聞き手はその友達のことを知らないということになります)

関係代名詞がつくと、名詞は関係代名詞によって限定されるから定冠詞になると思っていたのですが、そうはいかないんですね。