寓居人の独言

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記憶に残っている映画(34)「サイコ」

2016年05月11日 22時17分13秒 | 寓居人の思い出話

 アルフレッド・ヒッチコック監督の作った映画は良く

言えば人間の心の深いところを描いた作品となっている

といえるだろう。他方作品の内容を理解するのが難しい

という人もいました。

 この映画「サイコ」はまさにその通りの映画でしたね。

作品の前半は会社員マリオンが、売上代金を持って逃走

してしまう。途中警察官や自動車デイラーらに不信の目

を向けられるが会社が持ち逃げを表ざたにしないのでそ

のまま逃走する。やがて「ベイツ」というモーテルに立

ち寄り、浴室で何者かによって殺されてしまう。その直

後に入ってきたモーテルの主人ノーマンは浴室を清掃し、

死体を車に乗せ、持ち逃げした4万ドルとともに車を近

くの沼に沈めてしまう。

 マリオンの恋人サムの店に妹を探しに来た姉、そこへ

来合わせた4万ドルを持ち逃げされた会社に雇われた私

立探偵アーガストが協力してマリオンの行方を探す。二

人はベイツモーテルを探し当てた。この辺まではサスペ

ンスの様相を呈しており、ここから二重人格の青年ノー

マンの複雑な心理描写に発展していく。この後半部分は

注意深く見ていないと筋が見えなくなってしまいます。

 この作品は4部門でアカデミー賞候補にノミネートさ

れましたが受賞しませんでした。また日本での評判もそ

れほど高くはならなかったと思います。少し理解し難か

ったのがその原因だったかもしれませんね。私も2回目

にようやく理解できた次第です。

 アルフレッド・ヒッチコックは、サスペンスの神様と

呼ばれてきました。


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