寓居人の独言

身の回りのことや日々の出来事の感想そして楽しかった思い出話

記憶に残っている映画(70)「楢山節考」

2017年06月21日 17時14分31秒 | 寓居人の思い出話

 この映画の中には日本の現状を反映して

いることがたくさん語られています。私を

含めて高齢に達した方々は、今の政治姿勢

から楢山節考に思いをはせることでしょう。

所は信州の貧しい山村では70才に達すると

楢山参りにいかなければならない掟になっ

ていた。

 70才に近づくと楢山参りの準備をする。

白い丈夫な歯は、自ら石を持って砕き、体

げんじるほうほうも力を少しずつ減ずるた

めに水断ちをする。それも習わしだった。

楢山参りは、残される達が幸せになること

を願って自ら命を絶つことである。

 今の政治姿勢は高齢者が経済を圧迫し

いるとか若い人たちの負担が大きすぎると

かいって楢山へ行かせようとしているよう

に思えてなりません。

 映画では、自分たちで決めた掟に従う高

齢者でしたが、現在の日本社会では国の為

政者が暗黙の圧力をかけているようです。

 一本の映画が将来の社会を予測すると言

うことは珍しくありませんが、楢山節考は

一見に値するえいがでしたね。もう一度見

たいものです。

 

 

 

 


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