寓居人の独言

身の回りのことや日々の出来事の感想そして楽しかった思い出話

銃剣道の思い出

2017年03月31日 12時02分27秒 | 寓話

 報道に寄りますと、2020年度以降の小中学校の保険体育で

必修の剣道・柔道などに木銃をつかう銃剣道を加えるそうです。

私は小学校(当時は国民学校)2年の時に銃剣術を訓練として

やった経験があります。銃剣術は相手を突くことをひたすら覚

えることが目的でした。これは歩兵が弾丸がなくなっても接近

戦で相手を倒すことができる技です。武術には違いないのです

が、剣道や柔道とは異質のような気がします。そこには精神的

な修養の場面が想定できないからです。専門家はそんなことは

ないというでしょうが、銃剣道の訓練を体験した人なら大きな

危惧を持つこととでしょう。

 将来の平和を祈願するものにとって、なんとなく誰かが社会

を逆方向へ向かうように誘導しているのでしょうか。

 


雪崩事故の責任者のことば

2017年03月29日 21時36分35秒 | 日記・エッセイ・コラム

 TV報道で今回の雪崩事故に対する記者会見の様子を見てい

て大きな違和感を感じてしまいました。それは謝罪の言葉が

ないことです。口から出るのは反省していますという言葉で

す。私はやはり責任者(指導者?)に責任がありその点は明ら

かに謝罪の対象になるのではないでしょうかと思いますが。

 それともうひとつ、地元の方に話を聞いていないことが明

らかになりましたね。これも過失?といわれても仕方がない

でしょうね。地元の人の話を聞いていれば、現場付近は雪崩

が発生する危険が高いことがわかったでしょう。

 そうすれば雪崩が発生した場合の対策も考えることができ

たのではないでしょうか。このことも責任者の方の経験不足

(資質?)が問われるところです。


雪崩事故犠牲者の方々にご冥福を

2017年03月29日 19時09分13秒 | 日記・エッセイ・コラム

 痛ましい事故が起きてしまいました。ラッセル訓練中の事

故とのことですが、基本事項を疎かにしていたことが犠牲者

の数を増やしてしまったのかもしれませんね。厳しい言い方

ですが過去の教訓が役に立っていないことに怒りを覚えます。

春山の雪上訓練なら当然雪崩の発生を想定していただろうに

気象状況の読み方や発信器(ビーコン)の携行など現在では基

本中の基本だったろうと思います。

 私も春山訓練を受けて経験があります。その頃はまだ発信

器は存在しませんでしたが、気象状況の読み方は始めに訓練

されたものです。先輩たちの知識の豊富さに驚いたものでし

た。

 もちろんどんなに準備していてもそれを上回る自然現象は

あるものです。そのために対策を立てておく必要があるので

す。登山者は山に登るのが訓練と思いがちですが、机上の訓

練も十分やっておく必要を忘れないでほしいと思います。


高齢者の自転車運転も気をつけましょう

2017年03月28日 12時34分32秒 | 日記・エッセイ・コラム

 私もそうですが、自転車に乗っていてブレーキをかけた

ときなどに車体が揺れて倒れそうになることがあります。

そんなとき足腰が弱い方は足が地面についても自転車と自

分を支えきれなくて本当に倒れてしまうことがあります。

 先日私は離れたところにある量販店に向かう途中の信号

が赤になり自動車を停車させました。そこへ自転車の前籠

と後ろの荷台に荷物を載せた高齢者が横断歩道を渡り始め

ました。ところが私の目の前でよろけて転んでしまいまし

た。しかも自転車の荷台に載せた荷物が重かったのか自転

車の下敷き状態でもがき始めたのです。

 私はサイドブレーキをかけて車を降り横断歩道に近づい

て自転車を起こし、その方を自転車から立たせて元の場所

まで移動して自転車を渡しお気をつけてと言って分かれま

した。この間横断歩道近くにいた人はただ見ているだけで、

手を差し伸べるそぶりがありませんでした。自転車の方も

何の挨拶もなく横断歩道を渡っていきました。その間多数

の自動車が通り過ぎていきました。

 私は自転車の方がケガもなくよかったと思いました。


稀勢の里 優勝おめでとう

2017年03月27日 22時19分34秒 | 日記・エッセイ・コラム

 22年ぶりのことだそうですね。稀勢の里さん涙の優勝お

めでとうございます。二場所連続優勝素晴らしかったです。

しかも今場所では、重症かと思うほどのけがをしたにもか

かわらず千秋楽での本割りを右腕1本であの重量のある照

ノ富士を振り回して突き落としで、優勝決定戦を同じく右

腕1本で小手投げで破り優勝をもぎ取ったと言ってもいい

でしょうね。強い意志と普段鍛えていたことがこの結果を

もたらしたのでしょう。

 最近自分を鍛えることをしないで、苦労もしたくないと

いう人が増えていると言うことですが残念なことです。

稀勢の里の相撲をみて違う考え方があることを学んででく

れると嬉しいのですが。

 日本中をわかした稀勢の里席に感謝したいと思います。


記憶に残っている映画(65)「たそがれ清兵衛」

2017年03月26日 16時28分30秒 | 寓居人の思い出話

 いつの頃からか忘れましたが、藤沢周平さんの作品を読む

機会が増えました。下町の人情話は心温まるものでしたね。

武士の世界を人間味を持って書いた「三屋清左衛門残日録」

など多数の作品があります。そのほとんどを読んだつもりで

す。が、映画になったものを見たのはそれほど多くありませ

ん。

 この「たそがれ清兵衛」は、主役の真田広之その思い人に

なる宮沢りえ、なかなかよかったですね。明治維新前後を舞

台に設定した作品ですが、小説は面白かったですね。それが

映画になり赤貧の家を守り続けた下級武士の清兵衛な母親と

子供たちを必死に育てお城での勤めは下城の太鼓が鳴るとす

ぐ城を跡にして家に戻る。そのあと洗濯、掃除など家事をこ

なす。しかしその裏は戸田流小太刀の達人という姿が隠れて

いるのです。ひた隠しに隠していたその強さが、友人の決闘

の代理人として立ち会って巻きざっ棒で真剣に勝ってしまっ

た。そのために大役を命令されてしまう。それも役目を果た

した後、友人の妹と再婚して幸せな年月は3,4年続いたが、

数年後に発生した戊辰戦争で鉄砲の弾に当たって死んでしま

う。妻となった ともえ は懸命に働いて子供たちを育てて嫁

がせる。 

 評論家の話はさておき宮沢りえさんの演技もかわいさから

成熟した女性になったようでした。この映画の終了間際は忙

しく語られました。もう少し映像を入れた方がよかったと思

いました。


篭池氏の証人喚問TV中継を見て

2017年03月25日 07時23分43秒 | 日記・エッセイ・コラム

 「かくて神風は吹く」という映画が戦争中にありました。

蒙古軍が多数の船で日本に襲来したときに台風が来て蒙古軍

の多数の船が沈没あるいは破損して日本は助かったという話

でした。篭池氏は神風が吹いて自分に味方してくれたという

のでしょうか。

 TV中継で見る限り篭池氏へのいろんな疑惑はさらに深くな

りました。教育勅語を暗唱させるという教育方針は、私たち

の年代の戦争経験者にとってはどうやっても納得できません

し、あれを復活させることに絶対賛成できません。時代錯誤

としか言い様がありません。

 それにしても利用できるものは何でも利用しようという心

根が貧しいですね。教育論を展開するつもりはありませんが、

将来の人類をひいては日本を支える人材を育成するには役不

足といわれるかもしれません。皇族まで利用するというのは

皇族に傾倒している団体でも異論を持つことでしょう。

 そして自分のやることがうまくいかなくなると他人に責任

を預けるという考え方もうなずけません。嘘と方便で固めた

学校を社会は支援しないと思いますよ。篭池氏は自分でも刑

事訴追を受けるかもしれないと考えているのだから、笑えま

すね。明確な信念を持ってやったことなら刑事訴追を受ける

かもしれないなどとは考えないでしょう。

 篭池氏はどんな幕引きをするのか見届けたいと思います。

 


明けの三日月(月例25.5)

2017年03月24日 09時12分10秒 | 日記・エッセイ・コラム

 春の天候は3寒4温と言われますが、今年は少し3寒では

なく4寒になっているように感じます。今日は朝から晴れ、

気温も上がると天気予報で伝えていましたので、朝日が見ら

れるかと思い 、ベランダに出て東の空を見ましたら南南東の

上空に三日月が見えました。実際は月例25.5ということです

から、朝の三日月といっても差し支えないかもしれません。

明けの明星(金星)は見えませんでした。もう少し早い時間だ

ったら見えたかもしれませんね。現在暖かい日差しが窓から

差し込んでいます。


迫力なかった都百条委員会

2017年03月21日 08時25分36秒 | 日記・エッセイ・コラム
 折角、百条委員会を開いて石原元都知事の出席を求めて豊洲問題の疑問を

追及を明らかにすると思っていましたが、質問者の迫力が全くなかったです

ね。どうしたのでしょうか。

 私が百条委員会のことを知ったのは、作家は忘れましたが北海道警の不正

を暴く内容の小説でした。この小説では証人を巡ってものすごい迫力を感じ

ました。

 今回の豊洲市場移転の問題は都民に限らず多数の人たちの関心を呼びまし

たが、石原元都知事ののらりくらりの発言に終始してしまいましたね。

 小池都知事はイライラしたことでしょう。日本は水俣病はじめ幾多の公害

問題を経験してきました。その経験が何の役にも立っていないことを知り、

成長しない人間に対して失望に近い感情を持ってしまったのは私だけではな

いでしょう。何十年後の将来、もし住民に異常が発生してから昔きちんとし

た対策をしていなかったつけが回ってきたと悲しませないようにしたいもの

です。

 「転ばぬ先の杖」とか「備えあれば憂いなし」という言葉の意味を考えまし

ょう。そんな古い言葉は現代に通用しないという人もいるでしょうが、現代

にも立派に生きています。

石原元都知事のけじめ

2017年03月18日 07時31分15秒 | 日記・エッセイ・コラム
 自分のとるべき責任を他人の落ち度を見つけて問題をすり替える。組織の

上に立つ人間のやることは誰も同じようです。

 東京都議会は、よくぞ百条委員会開催に踏み切ったと感心していました。

生鮮食品市場というのは直接一般人の口に入る食品を取り扱うのですから慎

重の上にも慎重にならなければなりません。それを元の所有者が汚染されて

いる可能性があるので売れないというものを無理矢理?購入してしまったと

いう印象を持つのは仕方がないでしょうね。

 そうやって購入した土地の安全を確認しないまま建物を建ててしまったと

いうのは不思議ですね。前にも何回も記事に書いてきましたが、不十分な(

悪く言えばいい加減な)調査・準備しかしないまま工事を進めてしまえば、

何かが生じたとき莫大な費用と時間がかかるものです。それならばはじめに

しっかり基本を踏まえておけばどれほど安上がりになるかわかりません。

 そんなことになった原因はいくつも考えられますが、例えば責任を持つ立

場の人の無能と言うことが第一かもしれませんね。自分の任期中に何か大き

な仕事をやったという実績を残したいと願うのは当然ですが、後からいろん

な問題が出てこないように調査等の基本的なことを怠ればそんな実績は過激

な言葉で言えば犯罪行為ともとれる仕儀になってしまいます。

 ところで石原慎太郎元東京都知事の態度がなんとも歯切れが悪いですね。

現都知事が百条委員会を開かなければ明確なことを話さないというのは納得

できません。石原氏と言えばいろいろ厳格なところが評価されて知事になっ

た方だと思っていましたが、自分のやったことについては責任ある態度をと

らないですり抜けようとしているとしかか思えません。さらに現都知事は安

全と安心を知らないなどと暴言ともとれる言葉をつかう。こんな表現は物書

きとして恥ずかしくないのだろうか。

 石原氏は百条委員会で是非責任ある言葉で説明して石原氏らしいけじめを

つけてほしいと望みます。