寓居人の独言

身の回りのことや日々の出来事の感想そして楽しかった思い出話

後期高齢者になると...(2)

2011年04月28日 10時39分54秒 | 日記・エッセイ・コラム

 国民健康保険と後期高齢者健康保険の謎

 筆者は4月に後期高齢者になった。そこでいろんな怪現象に出会うことになった。その第一は、前に書いた免許証更新に関するものであった。そして3月末に後期高齢者健康保険証というのが送られてきた。それと同時に国民健康保険証というものが同封されていた。筆者はこれまで自己負担金1割ということできた。が、勤務先の資格の変化にともない時々自己負担割合が変るという現象にもあった。そのときも何故そうなるのか極めて不明朗であったのだが。またもや怪現象に遭遇した。べつに金銭の問題について直接どうのこうのというわけではないことを初めに申し上げておく。
 どういうことかというと、3月末で勤務先の継続医療制度に加入していたときは自己負担金は1割であった。4月に入ってその継続医療制度が切れたので国民健康保険に加入した。そこでも自己負担金は1割であった。しかし75歳の誕生日以降は後期高齢者ということで自己負担金が3割になった。金額にすると今まで2千円余であったのが、7千数百円になった。それと医薬品代が約5千円ほどになった。合計1万2千余になった。年額にすると14万円くらいになる。これは確定申告で医療費控除の対象になる金額である。(これだけでも国の税収としてはマイナスになるのではないかと想像する。)
 ここからが本題である。健康保険料は、前年度の収入に対して課されるので収入が多ければそれだけ保険料が多くなるのは理解できる。
 しかし、保険料の計算方法がおかしいのだ。第1に筆者の場合、後期高齢者医療保険料は家族の収入が合算された金額に対して課されるという。筆者の場合は、本人と妻の年金収入合計額に対して課税されるという。妻の国民健康保険料は、妻の年金額に対して課されるという。ということは妻の年金収入は筆者の場合と妻本人の場合の2回に使用されることになる。ここが納得できないと役所の方に問い合わせをしたところ、明確な説明ができない状態であった。数日後に役所に行くのでそれまでに明確な説明をできるように調べておいてほしいということで継続問題にした。
 蛇足ながら、3月末までの共済保険は別にして、4月1日から4月の誕生日までの国民健康保険料、そして誕生日以降の後期高齢者医療保険料がどのように課されるか結果待ちである。少しばかり楽しみなミステリーの結末になるのだろうか。

ちなみに後期高齢者保険に関しては、7月31日付で更新されるということで、本年7月末までは21年度の収入を基準にして計算されるという。これも何という中途半端な年度代わりなんだろうか。

数日後、後期高齢者健康保険に関する役所の○○広域連合とかいう所へ電話をした。いろんな説明の後、最終的には法律で決められているのでどうしようもないということであった。これで納得したわけではない。世帯を分けるとよいとかなど助言をいただいた。また、確定申告時の医療費控除については、妻の医療費負担分支払いも世帯主の確定申告で出すことが出来るということであった。これも不思議なことであるが、つまり法律の抜け穴的なものなのだろうか。フフフ...

  東日本巨大地震とそれにともなう津波により犠牲になった方々に衷心からお悔やみ申し上げます。そして被害に遭われた方々の一日も早く復興の日を迎えられることをお祈り申し上げます。
 さらに福島県の原発事故により、避難を余儀なくされた方々のご苦労にお見舞い申し上げます。

ここからは、5月1日に追記した。

後期高齢者保険制度というのは、現在再検討することが予定されている。民主党政府はこの制度を無くすということになっているらしい。そうすると現在の全国に存在する事務所は消滅することになるだろう。高齢者は、若年者と比較して罹病率が高く国民健康保険制度を危険に導くということで導入されたが、いろんな所で、高齢者が生活しにくくなっているのは、政治家の責任かもしれない。次の選挙では、よく考えて投票しなければいけないと結論した。


カー生活からの脱出(2)

2011年04月14日 23時34分54秒 | 日記・エッセイ・コラム

 4月11日に、11年間、21万4千5百Km余も乗ってきた、プリウスを手放した。初めにデーラーに引き取ってもらうように依頼した。デーラーは12万円で引き取ると行ってきた。12万円では代替えに買おうと思っていた電動アシスト付き自転車を買えないから13万円にしてくれるようにといったところ折り合いがついた。自転車の方は、27日頃に納入されるという。そこで今月中使いたいといったら、それは出来ないという。その他いろいろ折合いがつかなかったので、それでは、別の業者を探すといって断ってしまった。

 ネットで売りたいと出したら、1時間もしないうちに6社から車を見たいといってきた。ネットの怖さを感じる程であった。暫定価格の表示を出してもらったところ、5~15万円くらいまでの価格を付けてきた。価格の高い順に2社に来てもらった所、車の状態を見て(ドアミラーの一部損傷があった)16万円と査定した。他の一社は15万円と査定した。どちらも23年度の自動車税を払ってほしいという。金額は3万4千円差し引くと12万6千円になってしまう。そこで高額の方の会社に自動車税は半額負担ということで手を打った。つまり14万円余になったということである。

  これで、自転車を買える。早速自転車店へいって購入の交渉をした.その前にインターネットで相場を調べた。筆者の購入したい自転車は、パナソニックの12Ahのものである。価格は13万2千円である。ネット価格では、11万8千であった。自転車店では、端から11万9千5百円という。それに保険代1千円、登録諸費用5百円、合計12万1千円になる。そのほかに3点のオプション(約5千円)を付けるというので、後々のことを考えて自転車店に発注することにした。電動アシスト付き自転車を試乗した限りでは、傾斜5度くらいの道は全く負荷を感じないで上ることが出来た。そして一度のフル充電で65Kmは走るという。何歳になっても新しいことに挑戦するのは楽しみなことである。


カー生活からの脱出

2011年04月09日 08時54分48秒 | 日記・エッセイ・コラム

 ついに筆者は、交通手段としてのマイカー中心の生活から4月14日をもって脱出する決心をした。40年近く車を利用して日本のあちこちを移動してきた。北は北海道から南は沖縄県の石垣島まで旅行してきた。そういう風に車の便利さをフルに利用してきた。

 環境関係の仕事をしてきたのに、車に乗って二酸化炭素ガスをまき散らしてきた。しかもいろいろな理由を付けてそれを止めなかった。それほど車は便利な乗り物である。その代わりといっても言い訳がましいのだが、巷にいう環境に優しい運転をしてきた。と思う。その証拠は、通勤に使用し、毎年約30,000Km以上走ってきたにもかかわらず定期点検や車検の際に筆者の車(最後はプリウス)のブレーキパッドの減りが少ないと言われた。これは無用なブレーキ操作をしなかったということである。同時にタイヤの痛み・減りも少ないということであった。今のプリウスの走行距離は、21万5千Kmに及ぶ。それでも、現在、燃費は13.7Km/リットルと市街地走行ではよく距離を伸ばしている。通勤に使用していたときは平均20Km/リットル以上は走っていた。これは1500cc程度の車の2倍の燃費に相当する。これがどんな意味を持っているかを検証してみた。

 購入時の金額は225万円であった。電気自動車協会の補助金が25万円もらえたので、実質200万円である。燃費を計算するとガソリン代が約半額になるので、ガソリン代を平均130円とすると、20万Km分、ガソリンで1万リットル、130万円の節約となり、つまり70万円の車であった。これを15万円で買い取ってくれるという。なんだかんだで55万円以下の車と計算される。こんな計算をすると、みみっちいと思われるかもしれないが、これが一般人がエコカーを利用するということの実態である。これらの計算には税金・点検代・保険料など維持費を除いた車だけの計算である。修理代金、保険の割引などで約30万円の節約になったからこれも差し引くと25万円の車になる計算であった。。

 それでこれからどうするか、ということである。現在検討しているのは電動アシスト自転車を購入しようかどうしようかと考えている所である。これも各種各様の車種がある。どれがいちばん健康にも経済にも良いものかを検討している。普通の自転車が良いことはわかっているが、筆者の居住地は起伏が多く、後期高齢者になる筆者にとっては少しきつい。金額は車の買い取り金額以下の予定である。


囲碁の話(4)

2011年04月05日 10時10分22秒 | 日記・エッセイ・コラム

 趣味として囲碁を打っている方の中には、いろんな人がいる。筆者の参加している囲碁愛好会には、会員が60人程いる。土・日の朝9時から17時までが例会の日になっている。その日は、通常会場に着いた順に囲碁を打ち始めるが、一日中同じ人と打っている人がいる。打ってはいるが勝敗を気にしている様子はない。筆者は、同じ人とは3回以上は打たないことにしている。何故かというと、相手の癖がわかってきてこの打ち方をすればたいていは勝てるということがわかってしまい、新しいことが出てこない場合が多いからである。

 ある人は、碁を打ちながら盛んに騒ぐ。といっても独り言を言い続けるのである。打った石の反省かと思えばそうではなく、あまり囲碁とは関係ないことをいうことがある。これは相手にとって迷惑な話である。打った後でもっと違ういい打ち方があると気がついてひたすら反省の言葉を口にする。これをぼやきと一般に言うが、碁の上達法は、これをきつく戒めている。よく考えてから打てということだ。

 またある人は、相手と漫才よろしく冗談を言い合っていることもある。和気あいあいでなかなかよろしい。

 ある人は、3手目から長考に入る。もちろん囲碁は相手の打ち方から自分の碁をどう展開するかということを考えなければならない。その人はおそらくは布石と定石の関係を考えているのだろうと思う。アマチュアの筆者らの碁は、持ち時間(自分が考えることに使える時間をいう)30~40分というのが多く初めから長考に入ると終わりの方で石の生死に関わるような事態が発生したとき時間に追われることになる。そのような碁はたいていは勝てない。また時々時間切れで負けてしまうことがある。

 そうかといって、少しでも早くうとうとして左手に沢山の石を握り相手が打った瞬間に自分も打つ、というような碁もいただけない。

 碁の上達法の一つに、よく考えてから碁笥に手を入れて石を持ち、その場所に石を置くようにといわれる。つまりこれは置いた石を取り戻し(はがし)別の所へ打ってはいけないという規則を守ると同時に先の先まで、少なくとも3通り5手、合計15手分くらいは考えなさいということである。5手というのは、自分が石を置き、それに対して相手が石を置き、これを2回繰り返すことである。それを3通りつまりは15手分を考えなさいということになる。

 このように何手というのは、自分が打ち、相手が打ち、自分が打つ、そして相手が打つ、これで4手になる。

 ここで思い出したことがある。今はあるのかどうか不明であるが、昔夕方になると駅の改札口の脇の薄暗い所で暗い電灯を付けて、碁盤や将棋盤をおいて1手十円で勝負好きの人を相手にして商売をしている人たちがいた。いつも人だかりがしており、賑わっていたようだ。ただしこの人だかりはほとんどはサクラであり、カモを呼び込む手段だという。ここでカモなる人が来るとさっと散ってしまう。カモなる人は多くの場合自分はその道ではかなり強いと自負している人であるから、結構がんばって最後までいってしまうこともあったらしい。カモの中には、自分の打った手だけが手数に数えると勘違いしている。最後までいってしまうとかなりの額になってしまい代金を払えず、時計(当時は時計は高価であった)などをおいていくなどという場面を見たことがある。

 趣味としての囲碁は今ではボケ防止などいろんな効果が謳われているが、そんなことを抜きにして楽しむことである。