寓居人の独言

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暴力と指導の境界

2017年11月28日 11時15分53秒 | 日記・エッセイ・コラム

 一昔前までは学校の体育系の練習で、いわゆる体罰という暴力行為がある程度

黙認されていた。しかし現代では練習をしている生徒・学生の身体に強く触れた

だけで暴力行為と言われることがあります。

また、事実かどうか分かりませんが空手、柔道、ボクシングのような格闘技の世

界では、有段者がその技を一般人に使えば犯罪行為になると聞いたことがありま

す。最近は一般人同士の間でも些細な言葉の行き違いでぼうりょくじけんになる

ことがあります。何か社会が殺伐とまでは言えませんが、渇いてきたようです。

 さてこの度の相撲取りの暴力事件ではTVが噂話の上に噂話を重ねて報道してい

ます。さらには評論家とか専門家という人々がまことしやかに司会者の誘導に乗

った口ぶりで何かをしゃべっています。

 私はこの問題は、貴乃花親方が傷害事件として警察に被害届を出しています。

と言うことは捜査が行われ結論が出るまでは、当事者は警察以外のところで事

件のことを話せないのは当然ですね。それを非難するような発言をするのは筋

違いというものです。さらに今朝の報道では、初めに診断した医師が出てきて

説明してほしいとまで言っていました。こんなことを言うアナウンサーの常識

を疑ってしまいますね。この人達は人権についてどんな考えを持っているので

しょうか。

 いずれにしても、プロ同士とはいえ横綱があの体力で堅いもので他人の頭を

殴ったのですから、ケガをするのは当たり前ですね。それを有耶無耶にしよう

とするこれまでのような相撲協会の体質を改善しなければいけないでしょうね。


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