寓居人の独言

身の回りのことや日々の出来事の感想そして楽しかった思い出話

ミノタン、不思議なコマを見る

2011年10月11日 23時52分40秒 | 子供のための科学のお話
 

    きょうは幼稚園で、先生が不思議なことを見せてくれました。それは、どんな向きにコマを置いても輪の中にあるコマは回り続けるのです。ミノタンは、この話をパパがお休みの日にして買ってほしいとおねだりしました。
 「ミノタン、それはねジャイロコマと言うんだよ。心棒になっている棒が輪の外に出ていただろう。その心棒の先を形を変えて糸の上にのせて綱渡りをさせたり、縫い針の先に乗せたりしてもコマは回り続けるんだよ。」とパパは、説明してくれました。そしてどこで売っているのかなといいながら、すぐにコンピューターに向かってどこで売っているか探し始めました。
  「うん、わかったぞ。○マル商会で売っているんだ。近くで売っているのはどこかな・・・・・。家の近くで売っているところまでは、わからないね。」とパパがいいました。
 「デパートなら売っているよね。パパが会社の帰りに探してくれればいいよ。」とミノタンはいいました。
  「そうだね、なるべく早く探してこよう。」とパパはいいながら、「そうだ今日は、コウタンたちも呼んでみんなでコマを作ってみよう。」といいました。というわけで、コウタンやヒロに電話をかけました。二人とも何も予定がなかったので喜んでミノタンのお家へお昼ご飯を食べてから集まることになりました。その間に、ミノタンのパパはコマを作る材料を集めていました。ミノタンはパパに聞きながら、パソコンのコマのサイトを見てみました。ミノタンは、コマの種類がとってもたくさんあることを知りました。そして回し方にもいろいろあることも知りました。
 今日は、家族みんなでお昼に焼きそばを食べました。ハルちゃんはもちろんミルクがごちそうです。
 コウタンとヒロがまもなくミノタンの家へやってきました。みんなはお庭に面した部屋にミノタンのパパを囲むように座りました。 パパは、初めにニンジンを薄く切って周りにギザギザを付けたものをみんなに渡しました。それから厚さ1㎝(センチメートル)のニンジンを下の方をとがらせたものも用意していました。ミノタンたちは、不思議そうに、「エー、ニンジンでコマを作るの?」と声をそろえて言いました。するとパパは、次に爪楊枝を取り出してとんがっている方を2㎝位に切ったものをニンジンに刺しました。 「さあ、君達も同じようにやってごらん」といいながらみんなに同じものを渡しました。みんなはわいわいいいながらパパのまねをしてニンジンに楊枝を刺しました。
 「コマが出来たら回してみよう。」といいながらパパはニンジンコマをおぼんのうえで回しました。すると赤いニンジンコマがきれいに回りました。ミノタンたちも回しました。
 「わー、ニンジンコマが回った回った。すごいねー。ママ見に来てよ。」  といいました。 「ほんと、きれいね。」とママがいいました。 「さて次は、厚紙でコマを作ってみよう。」とパパが厚紙に丸を書いたものを出して、ハサミで丸く切り出しました。そして円盤を中心から扇形に三つに分けて赤色、黄色そして青色を塗りました。その他に同じ色を輪に塗ったものをつくり、丸く切った中心の所に、また楊枝を刺しました。
  「さあ、出来たぞ。それでは試しに回してみよう。」といいながら、作ったコマを回しました。色を輪に塗ったものは、きれいにいろの輪ができました。ところが扇状に色を塗ったものは、黒っぽい色になってしまいました。ミノタンたちはビックリしてパパの方を見ました。パパは色の不思議について説明してくれました。ミノタンたちは、色には三原色というのがあり、それをいろいろな割合で混ぜるといろいろな色が出来ることだけが判りました。でも難しかったようですね。