寓居人の独言

身の回りのことや日々の出来事の感想そして楽しかった思い出話

新幹線列車内で焼身自殺事件発生と思い出話

2015年07月01日 22時51分15秒 | 日記・エッセイ・コラム

 新幹線開業以来の前代未聞の事件が発生しました。300km

前後で走っている列車の中で火災が発生したらどんな状態にな

るのでしょうか。今回の事件で図らずも証明されてしまいました。

こんなことを書くのは不謹慎であることは承知しています。

 報道によると車内は不燃性材料が使われていたので激しい

火災にはならなかったのは不幸中の幸いでした。それでも数十

人の重軽傷者が発生したということです。そして焼身自殺をし

たもの(放火容疑者ともいわれています)が死亡し、巻き添え

で乗客の女性が亡くなった。この女性にはお気の毒としか申

し上げようがありません。

 この事件によって東海道新幹線は2時間以上運行停止状態

になった。この損害は総額どのくらいになるのだろうか。恐らく

とんでもない額になると想像される。

 30年以上も前に起きたある事故を思い出しました。私の知

人の兄(A氏)という方が深酒をして帰宅途中で踏切から貨物

列車の線路内に入ってしまった。運悪く貨物列車が通過する

時刻だった。線路内に入ったA氏は急ブレーキをかけた貨物列

車と接触し亡くなってしまった。貨物列車はその場に数時間停

車して事故処理が済んでから発車した。

 死亡したA氏は、貨物列車との接触で国鉄(現JR)から高額の

損害賠償を請求された。その上に懲戒免職になり退職金ももら

うことが出来なくなってしまった。家族にそれらの負担が掛かり

気の毒な状況になってしまった。

 自動車事故でも同じですが事故を起こした方も起こされた方も

その後の経済的負担は過酷な状態になります。

 さて、今回のような事故をどうやって防止するかについて、飛行

機の搭乗者が受けるような検査をすることは技術的にはそれほ

ど困難なことではないと思うが、世界的にいろんな事件が発生し

ていることでもあり、早急に対策を立ててほしいと思います。