寓居人の独言

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8月15日敗戦後69年経って命の大切さを改めて思う(20140815)

2014年08月15日 07時30分00秒 | 日記・エッセイ・コラム

 私は、1945年(昭和20年)8月15日ポッダム宣言受諾の玉音放送を、学童疎開先の新潟県直江津(現上越)市のあるお寺の本堂に正座してラジオで聞いた。

 小学校3年生の私には玉音放送の内容を理解することが出来なかったが、引率の先生方や大人の人たちの様子から戦争が終わった(戦争に負けた)ということを知った。ラジオから流れた天皇陛下(昭和天皇)の声は重々しく沈んだような声であった。

 玉音放送が終わると先生方は急ぎ足に本堂から出て行ってしまった。

 後になって、この戦争の犠牲者数が軍人民間人を含めて300万人以上に上ると知って愕然とした。こんなに多数の犠牲者を出した戦争とは何だろうか。

 69年経過した現在も世界の各所で紛争という名に代えた戦争が行われている。

それは人種の違いや宗教の違いに起因している。それから自国の利益を念頭に置いた場合もある。人種の違いはそんなに強調される問題ではないと思うし、宗教はもともと人々の幸せのために発生したものだから争いの原因になるはずはないのだと思うし、自国だけがよくなっても世界は成立しないのだが何故それを乗り越えられないのだろうか。

 命の大切さを知り、戦争を無くすことがいかに困難な問題であると考えるか、それ程困難のことでは無いと考えるか。そして自分だけではどうしようもないと思わないで欲しい。一人ひとりの力は小さくとも大勢の力を持ってすれば大きな力が得られる。その力を世界から戦争を無くす方向へ向けようではありませんか。