SAILIN' SHOES

デジタル一眼、ライカ等でのスナップ写真や、カメラ、音楽、鉄道・車、子育ての日々雑感です。

成田ゆめ牧場 その1

2009-12-07 | 旅行
このところ週末は行事が多く、サッカーの試合等もあり、遠くに出掛けることが
できなかった。
我が家は遠出が好きなので、急遽、千葉方面へ出かけることにした。
急に決めた場所は「成田ゆめ牧場」。
名前はよく聞いていたのだが、行ったことがない。
合わせて「房総のむら」にも行こうということになった。


成田周辺は、山や森や林も多い魅力的な地区だ。
飛行機で成田空港へ降りる際に見える風景でうかがい知ることができるが、
房総半島はかなりの面積を人が行くことのできる山林になっているのが良い。
成田ゆめ牧場もそんな山里の風景の中にあった。



予想していたよりは広く、綺麗で清潔な施設だった。
マザー牧場の小型版という風情だが、遊ぶにはちょうど良い広さで、
歩きつかれるほどではないのが良い。
結論から言えば、子供が居ればかなりのお勧めだ。




さっそく放し飼いの羊やヤギと遊ぶのだが、どちらかといえば、
次男は遊ばれていた。
エサを持った次男は追い詰められていた。




「ああ、怖かったあ~。」
時代だ。園内のあちらこちらに手洗い場と消毒液が配置されている。




いろいろな動物と遊ぶことができるし、犬連れのためにドッグランがあったり、
乗り物では犬と同伴の優先時間が設定されていたりもする。
なかなか気が利いているのだ。




でも私が最も感動したのは、ここから先のゾーン。
「トロッコ列車」の走る一角は私にとっては夢の世界だった。

ちなみに写真に写っているご夫婦は、営林署用の機関車を作っていた大手の
酒井重工業にお勤めだったとのことで、自分が携わっていた機関車そのものが
ここに走っているのを懐かしんでやってきたとのこと。
奥様のほうも私に機関車の話しをする。
旦那さまの仕事に誇りを持っていたんだなあ、とお見受けしたと同時に、
むかしの夫婦像を見たようで、嬉しかった。



さっそく酒井重工業の本物の機関車がやってきた。
これは立山砂防工事専用軌道からやってきたディーゼル機関車だ。

左後方にいらっしゃる英国人は、世界中の保存鉄道を回っている方だそうだ。
分厚い手帳に、細かい観察記録らしきものを書いていた。




なんという懐かしい風景だ。
この風景を見るだけでもここに来る価値はある。
このゾーンは羅須地人鉄道協会(らすちじん てつどうきょうかい RASS)が
運営をしている。
鉄道愛好家の集団で、宮沢賢治が主宰した農民芸術活動団体『羅須地人協会』の名前を拝借しているのだ。
その宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」の情景ともイメージがかぶる。
小さい頃にどこかで見た、そんな風景だ。



踏切があっても、わざわざその横のレールを跨ぐ。
子供の自然な行動だ。
今はなかなかそんなことが許されない時代だ。
(江ノ電ではできたりするが。)

向こうを歩いているのは、今回初登場のママと長男。



向こうに見えるのはトロッコ列車の乗り場だ。
ママと長男は、乗り場方面の視察だ。
私と次男はしばらく2フィート(610mm)軌道と戯れる。



この風景、まさしく北海道の拓殖軌道の風景だ。


SONY α900、タムロンA09

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする