川崎市バス60周年記念塗装だ。
たくさん走ってるわけではない。
なかなか撮影は出来ない台数のようだ。
井田営業所の前の焼き肉屋でランチ。
ここはT君の育った街。
小学校、中学校とも井田だそうだ。
そして焼き肉屋さんはT君が楽しみにしていた店。
確かに美味しかった。
これは井田営業所にあった路線図。
「みぞのくち」には3種類の表記がある。
溝口は区や公共の表記。
溝ノ口はJR
溝の口は東急
なんでこんなことになったんだろうか。
各々の主張がまかり通っているのだ。
子供は困るんじゃないかな。
で、この部分は「夜向」が違っている。
「僕は朝向きではなく、夜向きなんだ。」のように使うのか。
本当は「矢向」駅で南武線の駅。
川崎の臨港部には「夜光」という地名はある。
コンビナートが夜でも火炎を上げているからだろうか。
さて、井田営業所から北上して向丘遊園駅へ。
この周辺はママの家のお墓参りによく来る場所で、なじみ深い。
コメダ珈琲で休憩し、バスの出発を待つ。
しかしLEDってやつは困ったものだ。
相当に絞り込んでいるのだが、ピーカンで1/30秒とかに設定するのは難しい。
バスは府中街道をどんどん北上する。
こんなに上がっていくのか。
購入した川崎市バスの地図を見ると、川崎市は縦に細長い。
北部は府中街道を真ん中にした異様に細い市だ。
どんどん北上して、ついに京王稲田堤駅を通過して、ほとんど多摩ニュータウンへ。
写真の場所が終点の西菅団地だ。
ここは多摩ニュータウンでは無いものの、その続きの住宅街だ。
道を渡って逆サイドのバス停に走る。
乗ってきたバスが菅四丁目行きに変わって出発。
乗客は他に1名。
実質は終点の無い循環で、菅三丁目が川崎市の最北部のバス停だ。
これより北はもはや何も無いような錯覚に陥る。
川崎市に意識を集中しているからだ。
実際は多摩川をはさんで調布市になる。
京王稲田堤駅前の城下停留所から登戸駅に向かい、乗り換えて、菅生車庫へ。
幕車は居ないようだ。
さらに、鷲ヶ峰営業所へ。
ここで見渡しても幕車は居ないようだ。
車庫の上は市営アパート。
よくある営業所のパターンである。
写真は、もうすぐ無くなるであろう形式。
一旦、溝口駅へ向かい、溝口駅南口から高田町行きに乗る。
川崎市バスがただ一か所、横浜市内にバス停を持つ貴重な路線。
終点の高田町が横浜市内のようだ。
写真はその直前のバス停で、「イノ木」。
どういう意味なんだろう?
とても不思議なバス停の名前だ。
(誰も乗降しないので通過写真で見にくい。)
高田町からは東急バスで日吉に行けるそうで、T君は日吉に行こうと画策していた。
写真のバス車内の写真をよーく見ると、その東急の日吉行きがすれ違っている。
ほんのちょっとの入れちがいで連絡していないのだ。
東急日吉行きは30分以上やってこないのが高田町で判明した。
仕方なく戻ることにした。
ただし聖地の井田営業所で下車することにした。
井田営業所で乗り換えて元住吉へ。
この街は最近、すごく変化した街だ。
東急東横線が高架になったのだ。
しかし車庫が地上にあるために踏切は残る。
すごい人波に驚いた。
元住吉はこんなにたくさんの人が居るなんて知らなかった。
ものすごい人通りの商店街にバス停があるのも驚きだ。
朝はバスが通り抜けるのだ。
そんなことは信じられないのだが本当だ。
いつか見に来ようと思う。
T君の勝手知ったる街の元住吉。
彼は馴染みの店へ向かう。
老舗のおでん屋で買い物。
意外な食通のT君。
いつも最後にはお土産のように美味しい夕食を買う姿を見る。
なんだか昭和の父親を思い出した。
いい風景だ。
SONY NEX-5/E18-55mm/F3.5-5.6 OSS
以下は乗車した経路。
400円である!
川崎駅~川13系統~昭和駅前~徒歩~扇町駅~鶴見線~浜川崎駅~徒歩~JFE前~川40系統~川崎駅/川崎駅西口~川64系統~井田営業所
井田営業所~溝06系統~向丘遊園駅東口~徒歩~向丘遊園駅入口~登14系統~西菅団地~登14系統~菅四丁目~登14系統~城下~登14系統~登戸駅/登戸駅(生田緑地口)~菅生車庫~鷲ヶ峰営業所
鷲ヶ峰営業所~溝18系統~溝口駅南口~溝25系統~高田町~溝25系統~井田営業所~川64系統~元住吉