今日も例によって朝のルーティーン「真っ先に空の様子を見る」で
一日が始まった。
薄い灰色の雲は広がっているが空は明るい。
陽ざしは強くないが狭庭の隅々まで差し込んでいる。
台風の影響で昨晩降った雨の名残のようなものがあちこちにみられる。
獅子ゆずやミカンの木の葉っぱの周りや垂直に伸びた小枝にも
細かい水滴が数珠つなぎのようになって光っているのが誠に綺麗だ。
下を見るとかなり伸びた芝生にも雨襲来の跡が・・・
過日の投稿記事で紹介した椿のあの大きくてつやつやした緑の実が
まだいくつも残っており、本来元気がはち切れそうな顔に見える
その表面に着いた水滴が場所によって汗のように見えたり、
涙のように見えたり・・・
一方、光沢のない葉のモクレンやハナミズキの葉は少し項垂れた
ように見えるが折からの弱い風に優しく励まされているようにも
見えるのだ。
陽光と周りの緑をみているといつの間にか梨木香歩さんの小説の
中に入って景色を見ているような気持ちにもなった。
今、埼玉はこうしてまあまあいい天気のようだが、今日は空模様と
天気が急変するという予報でもある。
台風が紀伊半島に上陸したことについて刻々と報道されている。
被害、災害が最小であってほしいと願う。
このブログを投稿するにあたり、朝パソコンを開くとブログ友
「みぎまゆさん」から昨晩私の前記事へのコメントが・・・
私は昨夜も早く就寝したので気が付かなかったが・・・
ご存知の方も多いと思うがみぎまゆさんは東京ドームの何倍もの
広さの田んぼについての清々しい記事と写真も多く掲載されており、
忙しい毎日の中で3人のお嬢さんたちとの時間を大切にされ、
各地への同行記事も多い。
よくぞこんなに活動できるものだと感心する毎日なのだが・・・
何事にも懸命に頑張るバイタリティ溢れるお母さんと若い3人の
お子さんたちとの心暖まる記事にいつも心和まされ、癒されてもいる。
そのみぎまゆさんのコメントの一部に
>最近、夜には秋の虫達の鳴き声が聞こえるようになりました。
・・という一文があり羨ましくもあった。
私たちが子供の頃は「あれ松虫が鳴いている・・チンチロチンチロ
チンチロリン」で始まるあの「虫の声」の歌をすぐ近くで感じられるような
環境だったし、マツムシやスズムシを捕まえて自家製の虫かごに入れて
観察や声を聴いたりしたものだ。
若いお母さんだがいろんなことに詳しいみぎまゆさんならきっと
その音色(鳴き声)を聞き分けられることはもちろん、お子さんたちと
一緒に楽しむことも・・・
そして今突然思いだしたのだがあの珍しい「けら」の鳴き声なども
ご存知かもしれない・・と。
最近は若い人たちに限らず、都心で済む人たちの中に「けら」の
姿は見たことがなく、その声を聴いたことがない人が多いという。
私の住む街は古くからの農家や旧家の周辺にはまだ畑や空き地なども
あるが、ほとんどが住宅街であり、近年は次々とマンションが
建つなどで緑も少なくなり近くで虫の声を聴く・・ということは難しい・・・
東西南北どちらの方向にも少し歩けば公園はあるのだが・・・
私の住むマンションでも居ながらにして虫の声を聴くということは
出来ないのでその声を聴きたくなった時はあのカラスウリのある場所や
公園などで蚊に刺されることを条件に(?)しなければならないのである。
今日は蚊に刺されることもなくゆったりと懐かしい虫の声を
聴いてみようと思う。
童謡(唱歌)「むしのこえ」に登場する鳴く虫5種類!Five Orthopterid Characters of Mushi no Koe (Japanese Children's Song)!!
オケラ(ケラ)の鳴き声