芸能人に思う

昔、流行った芸能人が、ゆるい旅番組などに出ているのを見ると、
人気商売の人達は大変だなあと思う。

飽きっぽい大衆が相手だから、努力が結果に結びつかないことも多いだろう。
魅力的な新人が次々に出てきて、自分の地位が脅かされる。
そのうち仕事がなくなってくる。
芸能人が鬱を患う話を聞くことがあるけれど
当然だろうなあと気の毒に思う。

特に、自分が頂点にいたころの華やかさは忘れられないだろう。
人並みの暮らしができていても
昔の栄華をもう一度、と思ってしまうのではないだろうか。

昔の自分と今の自分を比べて、不甲斐なく感じてしまうこともあるだろう。

ここまで考えて、これは芸能人に限った話ではないなと思った。

「あの頃の自分をもう一度」と思って頑張っているのは
まさに今の私自身ではないか。

そして、昔のような力が出ないことに、気が付き、傷付いている。

今の、私にできるペースで、進むしかないんだろう。




　
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