ケンミジンコのうた

平和な日々の暮らしを綴った日記です

幸せの裏側

2013-04-12 14:19:53 | 雑感
学生時代の友人から、あるサークルに誘われました。

コラージュアルバム作りとのことで、
それぞれ写真を持ち寄って、
それを楽しく飾り付けていって
世界で一つだけのアルバムを作るのだそうです。

せっかくのお誘いではあったのですが
やんわりお断りしました。

なぜかというと、その友達も含め、
参加している方が、全員、子持ちだったからです。
おそらく、子供を含めた家族写真をたくさん持ってきて、
幸せいっぱいに飾り付けていくのだろうと思います。

私も今、夫と二人の生活を、それなりに楽しんでいますが
赤ちゃんのアップの写真にハートをつけたり、
子供がポーズをとった写真に星をつけたり、
そういった「幸せ」の嵐の中に放り込まれると、
私達の大切な時間が、
色あせ、霞んでしまうように思えたからでした。

もう一つ言うと、
その友人は、経済的にかなり恵まれていて、
誰もが知っている都内の某高級住宅地に住んでいるほか、
年に何度も家族で海外旅行をしていて、
そういった写真を見せられて
楽しい気持ちになれる自信がなかったからでした。

彼女のとりまきも、きっと同じ境遇の人たちだろうし。

きっと楽しいサークルなのだとは思いますが
互いの幸せをこれでもかと見せ合う、
しんどい集まりに思えてしまったのでした。

思えば、他人の幸せを素直に喜べなくなったのは、
婚活で苦労しはじめた、30代のはじめだったように思います。
友人から来る、「結婚しました」の年賀状が
苦痛になりました。

結婚が遅かったため、子供にも恵まれず、
「新しい家族が誕生しました」の年賀状にも
心の痛みを覚えるように。

幸せは、他人を傷付けることもある。
幸せの持つ、もう一つの側面を、
晩婚・不妊を通じて
学ぶことができました。

でも、学べてよかった。
幸せは、思わぬところで人を傷付けるかもしれないから、
宣伝しない。
奥ゆかしい人になりたいです。


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車内で泣き叫ぶ子供

2013-04-12 13:01:58 | 雑感
平日の昼下がり、下りの各駅停車に乗ったとき・・・

割れんばかりの大声で泣き叫んでいる子供がいました。
歳は2、3歳くらい。
怪我をしたとか、お腹が痛いとかの緊急事態ではなく
何か気に食わないことがあって、
母親を困らせるための泣き方に見えました。

周りには同じ年頃の子供とお母さん達が何人かいて、
皆でどこかに遊びに行った帰りのようでした。

ビェェェェェェェェ
ギャァァァァァァァ

車内に大音量が響き渡ります。
周りの人、じっと耐えています。
日本の人は優しいですね。
誰も注意する人はいません。

まあ、よくある光景なんですけどね。
今回、ちょっと驚いたのは、
泣いている子のお母さんが、何も起こっていないかのような、
平然とした態度をとっていたことでした。
おそらく、いつものことなんでしょう。

子供の我儘にいちいち動揺しちゃいけないのは分かるけどさ、
あんたの子供が周りに迷惑をかけていることに
無関心でいられるのはなぜ?

車内で子供が泣いているのは、割とよく見る光景なんですが、
泣き止まない場合は一旦、下車して、
ある程度落ち着かせてから、もう一度乗る、
そういう気遣いをしている親を、
私はまだ見たことがありません。

どうしてそうしないの?

皆、優しいから、我慢してくれるよ。
でも、その優しさに、甘えすぎてもいけないよね。

子育て中の親って、見ていてびっくりするほど
視野が狭くなることがあると思います。
自分の子供しか見えていない。
仕方がないのかもしれないけど。

子なしカテゴリーでぼやいていても何もならないから、
今度、新聞に投書してみようかな。
子育て世代からバッシングされそうだけどね。


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