Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

国立天文台の後は、吉村昭書斎館を見学する。

2024年05月02日 | お出掛け

 4月28日(日)

 国立天文台の見学を終えた後、井の頭公園駅近くに在る「吉村昭書斎館」へ向かった。今年の3月青梅市の郷土資料館を訪れた時、「令和6年3月9日吉村昭書斎が開館」というパンフレットを見て、私の好きな小説家だったので機会があれば見学したいと思っていたのです。

 中央線の吉祥寺駅で下車をして、南口から井の頭公園へ向って歩き始める。休日とあって、井の頭公園は大勢の人々で賑わっている。井の頭池沿いに東へ進み、井の頭公園駅を過ぎた先に「吉村昭書斎館」がありました。

井の頭公園へ行く途中の高級住宅街に建つユニークな漫画家、楳図 かずおさんの邸宅?

行楽の人で賑わう井の頭公園

 書斎館は、吉村邸の書斎と展示室が隣接するように建てられていた。小さな建物なのに見物人は絶えず、吉村昭氏の人気の高さが窺える。「展示室の見学だけなら無料です。書斎の見学は有料(100円)です」と受付の女性から説明される。せっかく来たので書斎も見学する事にした。

吉村昭書斎館

 展示室では吉村昭氏と彼の妻で小説家、津村節子氏の紹介や著作の数々が展示されていた。「高熱隧道」や「羆嵐」、「間宮林蔵」、「戦艦武蔵」など数多く読んだつもりだったが、まだまだ未読の作品が一杯あった。書斎は茶室と隣接した小さな部屋で、ここで彼の名作力作が数々と生み出されたのかと、吉村昭氏の面影が偲ばれた。

展示室

吉村氏の書斎

 見学を終え書斎館を出ると神田川沿いに三鷹台駅まで歩いて、そこから帰宅の途についた。吉村昭氏は2006年に、79年の生涯を閉じた。彼が今も健在なら現代日本をどのように書いただろうか、読んでみたいがそれは叶わぬ夢です。

三鷹台駅近くの神田川で泳ぐ沢山のミニ鯉のぼり群

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