え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

これでいいのだ!! 映画★赤塚不二夫

2011年05月05日 | コメディ
2011年 日本(東映) 111分 ドラマ/実話/駄作
監督/佐藤英明 脚本/君塚良一、佐藤英明
出演/浅野忠信、堀北真希、木村多江、いしだあゆみ、佐藤浩市
(30点) 浅野忠信だけノリノリのタリラリラ~ンな一本

少女漫画の編集を夢見て小学館に入社した堀北真希だったが天才ギャグ漫画家赤塚不二夫に気に入られて赤塚番にされてしまう。
赤塚不二夫の破天荒な振る舞いに度肝を抜かれつつ、酒の勢いを借りて不二夫を調教。二人三脚でニャロメを誕生させ最高傑作と言われる「レッツラ ゴン!」を誕生させるが・・・。


男性編集者を堀北真希にした地点で失敗は決定していたのだが、その期待は裏切らず出来損ないで志の無い中途半端な映画が誕生。
面白くも無いが、困ったことにそれほどつまらなくも無い。
娯楽映画にはなってないが、映画ファン受けも狙ってない、赤塚ファン向けでもない。一体どこへ向かって作られたのか・・・。

役者はそれなりに頑張っている。とくに浅野忠信、自宅に赤塚不二夫のポスターを貼っていたと豪語するほどの変な人らしいが見事なまでの赤塚不二夫の再現で、これは見応え十分。
堀北真希は正直かわいそう。せめて「トリック」のときの仲間幸恵のように悲壮感が出ていればサドっ気を刺激して興奮したかもしれないが、それなりに上手くこなしていて興奮も出来やしない。

盛り込まれているエピソードもつまらないし、ストーリー的盛り上がりも無い。
一番いかんのは、「これでいいのだ!!」と言うバカボンパパの名ゼリフをタイトルにつけておきながら「バカボン」はライバル雑誌の連載作品のため排除されていること。

でも、これを映画館で観れて良かった。
こんなんDVDだったら途中で止めて最後まで観ない。やっぱし気になる映画は映画館で観るべしと心に刻んだ一作だった。

(2011年5月109シネマにて鑑賞1,300円)

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