ヤッターマン

2009年　日本　111分　アクション/コメディ
監督/三池崇史
出演/深田恭子、生瀬勝久、ケンドーコバヤシ、櫻井翔、福田沙紀、岡本杏里
（１００点）　オススメ　ドロンボ一味を楽しむ映画

人気アニメを完全実写化。
謎の秘宝ドクロストーンを巡って悪のドロンボ一味と正義のヤッターマンがビックリドッキリメカで対決。

アニメの印象が強すぎて実写化は無謀と思ったが、やれば出来るぜ日本映画！と賞賛したくなるくらい娯楽活劇としてよく出来ていた。深田恭子のドロンジョも素晴らしく完全に主役の座を奪ってる。ボヤッキーの夢「女子高生のみなさま」には絶句。
何気に下ネタも満載でサブヒロインの岡本杏里がえらい目にあってたりしてる。
万人向けではないが好きな人にはたまらない一本。
大好き！

ヤッターマン

マイライフ・アズ・ア・ドッグ

1985年　スウェーデン　102分 ドラマ/少年期
監督/ラッセ・ハルストレム
出演/アントン・グランセリウス、メリンダ・キンナマン、アンキ・リデン
（１００点）オススメ　心に残る名作

人工衛星で死んだあのライカ犬に比べればボクなんて不幸じゃない。
悲しいとき夜空を見上げてつぶやく少年イングマル。
母が病気で一人田舎の親戚の家にあずけられ、そこで出会うちょっと風変わりで暖かな村の住人たちとの生活の中で穏やかに成長していく姿を描き世界の映画賞を総なめにした名作。

少年時代を描いた作品には傑作が多い。
公開当時、ミニシアターで異例のヒットをして話題になった。
村の人々がみな素朴で歪んでて魅力的。
また、少年の格好して親友になる美少女がとても可愛くてたまらない。
切なくて温かい気持ちにもなれる大好きな一本。

マイライフ・アズ・ア・ドッグ


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デコトラ・ギャル奈美

２００８年　７５分　セクシー/Ｖシネ　Ｒ-18
監督・脚本：城定秀夫
出演：吉沢明歩/今野梨乃/吉岡睦雄
（７９点）オススメ　ホロリと泣ける低予算ポルノ　

奈美は伝説のトラッカーの父が残した借金を返す為、一人突っ張って生きてきた。
偶然出会った売春婦の桃香に弟子にしてくれと付きまとわられ、迷惑に思いつつも天真爛漫な桃香のペースにハマって徐々に心を開くようになる。
そして事件に巻き込まれたり、襲われたり、男としっぽり抱き合ったりしながら奈美のデコトラは今日も街道を駆け抜ける。

ＨなＶシネと思ってなめてかかると案外イイ映画で、ホロリと泣ける。
城定監督は低予算の企画Ｖシネを数多く手がけ、スポンサーと客のニーズに応えつつ独自の持ち味で一定水準以上の作品を生み出す天才だ。
お約束のＨシーンもちゃんとストーリーに絡んでいて感動を呼ぶ。

また、メイキング映像の吉沢明歩がめちゃめちゃ可愛い♪

城定監督による自作解説はコチラから

デコトラギャル・奈美

ドキュメンタリー その他

（あ）
あんにょん由美香　(68点)　日本　2009年　ドキュメント

（か）
キシメンちゃん　（80点）　日本　2010年　お馬鹿/ファンタジー/文化映画？


（さ）
その男、ヴァンダム　(87点)　ベルギー　にせドキュメント

（な）
名古屋MEN’S物語　（45点）　日本　2010年　短編/文化映画/青春

（は）
ブルー・プラネット THE DEEP [DVD]　(99点)　イギリス　2003年　海洋ドキュメンタリー

トワイライト～初恋～

２００８年　アメリカ　１２２分　青春／ロマンス／ホラー
監督/キャサリン・ハードウィック　原作/ステファニー・メイヤー
出演/クリステン・スチュワート、ロバート・パティンソン
（９０点）オススメ　女子目線の怪奇ロマンス

吸血鬼と女子高生のコテコテのラブロマンス。
母親の再婚が決まって田舎町の父親と暮らすことにしたベラ。転校したハイスクールでミステリアスなイケメン高校生と運命的な出会いをする。
しかし、そのイケメンは何百年も高校生のままのバンパイアだった。

傑作だ！！
破綻している部分も多いが女の子目線の女の子の為のジャンル映画としてはパーフェクトかもしれない。
まーとにかくイケメン吸血鬼がヒロインに尽くす尽くす。
ヒロインは絶世の美少女だが立ち振る舞いが女子ウケしやすく作られていて男子ウケは潔く切り捨てている。
それなりにホラー、しかも吸血鬼モノに新しいアイデアを提供しているが、女の子の理想の彼氏に近づけるために作られた設定で、ホラーマニアからは反感買うかもしれないが、女の子向け映画なのだからこれで良し。
シリーズ化も決定し次回作が待ち遠しい。

トワイライト～初恋～

チョコレート・ファイター

2008年　タイ　93分　アクション　ＰＧ-12
製作・監督/プラッチャヤー・ピンゲーオ
出演/ヤーニン・ウィサミタナン（愛称ジージャー）、阿部寛
（７９点）オススメ　美少女ヒーローの誕生

最強美少女ジージャー登場！
サバン症の少女ジージャーはテレビで観ただけで格闘技の技を使えてしまう身体能力を持っていた。
母親の入院費を稼ぐ為、借金取りを始めるがチンピラに囲まれアチョー！
タイマフィアが出てきてアチョー！
そして阿部寛が日本から駆けつけて一緒にアチョー、アチョー、アチョーッ！！

話はチャチだがジージャーの存在感は必見！
撮影時２４歳とは思えない幼い顔立ちながらテンコンドーチャンピオンのアクションは本物。ブルース・リー初登場の「ドラゴン危機一発」と印象が被る。
エンディングで流れるメイキング映像が、もう撮影現場のソレではなく事件現場アレでＮＧ集の範ちゅうを超えていて、そこまでして作る映画か！？とちょっと引いた。

チョコレート・ファイター

インスタント沼

２００９年　日本　１２０分　コメディ
監督・脚本/三木聡
出演/麻生久美子、風間杜夫、加瀬亮
（７９点）ひょっとして傑作？

三十路女ハナメはそれなりに必死に、でもゆるく生きていた。
失業するは、母親が昏睡状態になるは、自分が浮気相手の子だという真相を知るはで結構大変。真の父親に会いに行くと胡散臭いオッサンでビックリ、だけど何故かほのぼの。
監督お得意の小ネタ満載のゆるいコメディの決定版。

ひょっとしたら意外によく出来たこの監督の集大成的傑作かもしれない。
でも、それを感じさせない軽さが魅力の一本。
不幸三昧の三十路女のズッコケ話で、描き方によっては暗くなるはずが暗さも不幸さも感じさせないのは案外凄いかも。
「亀は意外と速く泳ぐ」や「時効警察シリーズ」が好きならオススメ。

インスタント沼

おと・な・り

２００９年　日本　１１９分　ロマンス
監督/熊澤尚人　脚本/まなべゆきこ
出演/岡田准一、麻生久美子、谷村美月、池内博之
（７９点）オススメ　心地よい映像

都会のアパートに住む二人はお隣同士。
顔を合わせたことはないけれど薄い壁越しに聞こえる音で小さく繋がっていた。
それぞれの生活音に支えられながら、二人はそれぞれのハードルを乗り越えていく。
すぐ近くにいながら出会わない二人の距離が近づくまでの物語。

ハッキリ言って無茶苦茶な話で突っ込みどころ満載なんだけど、映画を観ている間は心地よく映画の嘘にひたれた。
エンドロールの演出がちょっととか、えげつないエピソードがファンタジーとしてのこの映画にはいらなかったなーとか思うが、それは人それぞれの感想の範囲。
ご都合主義的展開もはなはだしく、そもそもあそこまで壁の薄いアパート有り得ねー！とも思うが、でも好きな話なのでまた観たくはなる。

おと・な・り

カノン

１９６４年　カナダ　９分　実験アニメ
監督/ノーマン・マクラレン
ＤＶＤ有り　YuoTubeにて動画有り「ノーマン・マクラレン」で検索
（１００点）オススメ　動きの面白さ

実験アニメのパイオニア、ノーマン・マクラレンの短編アニメ。
同じフレーズが追っかけこする輪唱を様々な手法で表現。
動きの楽しさを追求した傑作。

積み木のダンス、切り絵キャラの空中ステップ、自分がいっぱいの三部構成で、同じ動きの繰り返しが生み出すユーモアに酔いしれる９分間。
積み木のアニメは後に「コイケヤ　スコーン」のＣＭにも引用された。
個人的には切り絵のキャラの可愛らしさと動きのなめらかさにハマった。

ノーマン・マクラレン　カノン

恋はデジャ・ブ

１９９３年　アメリカ　１０１分　恋愛/コメディ/ファンタジー
監督、脚本/ハロルド・ライミス
出演/ビル・マーレー、 アンディ・マクダウェル
（９８点）オススメ　最強のシュチュエーションコメディ

同じ一日が何度も何度も繰り返すファンタジック・コメディー。
ビルは地方の町のお祭りを取材に来た、いけ好かないお天気キャスター。
吹雪でその町に一泊し、目覚めると昨日に逆戻り。最初は面白がって町の人をナンパしまくったり、事件を起こして騒ぎまくるが、来る日も来る日も昨日、昨日。
絶望しても昨日はやって来る。
そして美人デレクターのアンディーには振られ続ける。
ビルの明日はどっちだ？

今日が繰り返すと言うシュチュエーションコメディーの決定版。
日常を舞台としたＳＦでは時々使われる設定だが、これほど徹底した映画は見たことが無い。何故、こうなったか？と言うことは気にせずにシュチュエーションの面白さだけを楽しむ映画。
この同じ日が繰り返すと言うシチュエーションは何故か大好きでたまらない一本。
レンタルビデオを何回か借りてついにＤＶＤを購入。ビル・マーレーは苦手な役者だが、これはハマってる。アンディ・マクダウェルも美人！大好きな一本！！

（1995年前後レンタルビデオにて鑑賞）

恋はデジャ・ブ

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さびしんぼう

１９８５年　１１２分　青春/ファンタジー/アイドル
監督/大林宣彦　原作/ 山中恒『なんだかへんて子』
出演/富田靖子、尾美としのり、藤田弓子、 小林稔侍
（１００点）オススメ　富田靖子と尾道に惚れる

尾道に住む高校生ヒロキの前に白塗りの奇妙な女の子さびしんぼうが現れる。
そして母はパニックに陥り、友達は大騒ぎ、おばあちゃんは豆をまき、オウムはたんたん、たぬき～と歌いまくり、ヒロキはまんまと憧れの女子高生に近づいていくのだった。
切なく痛い初恋をコミカルに描いた大林宣彦の私的青春映画。

「転校生」「時をかける少女」に続く尾道三部作の完結編。
好き嫌いは極端に分かれるが、この作品で富田靖子のファンになった人は多い。
ＤＶＤではエンドロールが音楽だけのバージョンに変わっているが、オプションで劇場公開時の富田靖子のうたバージョンが選べる。
アイドル映画として富田靖子好きとしては「うたバージョン」じゃなきゃ嫌だ！

さびしんぼう


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エースをねらえ！劇場版

１９７９年　８８分　アニメ/青春/スポコン
監督/出崎統　脚本/藤川桂介　原作/山本鈴美香
声の出演/高坂真琴、池田昌子、野沢那智、菅谷政子
（１００点）オススメ　燃えるっ！

岡ひろみ15歳、親友の愛川マキと共にテニス部へ入部。
高校チャンピオン竜崎麗香（通称お蝶婦人）に憧れてのミーハー気分で始めたテニスだったが謎を秘めた宗方コーチに目をつけられ、岡ひろみ15歳は特訓地獄へ。
ジト目で宗方コーチは言う。
「岡、エースをねらえ！」

テニス漫画の金字塔「エースをねらえ！」の劇場版。
コミックスで５冊分、テレビアニメで26話分を90分にまとめた力は凄い！
けれん味たっぷりで鬼気迫る出崎演出が冴え渡る！！
劇場版はイマイチマイナーな存在だがＮＨＫ「ＢＳアニメ夜話」で取り上げられるなど熱狂的なファンも存在する。
ひろみとマキの女子高生トークが楽しい大好きな映画でセリフを暗記するほど観た。

（1982年前後に水曜ロードショーにて鑑賞）
（2005年前後にＤＶＤ購入）

エースをねらえ！　劇場版


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はじめまして。

はじめまして。
映画と珈琲が大好きな「ゆの字」です。
別のサイトで映画の感想を中心にブログをやってますが、映画だけの感想をまとめたいと思ってコチラを立ち上げました。

なるべく短めに多くの映画を紹介したと思ってます。
自分が今までに観た映画の記録ですが、レンタル屋などで借りるときの参考にしてもらえると、これ幸い。
でも、私の趣味は偏っていて普通とは好みが違うかもしれないし、マイナーなものやマニアックなものも多くてレンタル屋にはなかったり、ソフト化されてなかったりするものも少なくないので参考にはならないかもしれません。

評価も一応つけておきますが観るタイミングによって変わるので低いからと言ってつまらないとは限らないし、高いからと言ってアナタに面白いとは限らなかったりします。
また、文章が若干ふざけていたりしますが悪意はありません。どうかご容赦の程を。

みなさまにとってもイイ映画との出会いがありますように。


そして天獄に至る