え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

月とキャベツ

2009年06月30日 | エロス
1996年 日本 100分 ファンタジー/ロマンス
監督/篠原哲雄
出演/山崎まさよし、真田麻垂美、鶴見辰吾
(100点) オススメ 泣ける

ミューシシャンの花火はスランプに陥り人里離れた場所でキャベツを作って隠居生活をしていた。そこへ突然現れた謎の女子高生ヒバナ。ヒバナは言う「あなたの曲で踊りたい」。そして始まった奇妙な共同生活で花火は静かにスランプから立ち直っていきヒバナは月夜に踊るのだった。

名曲『One more time,One more chance』が感動的に流れる山崎まさよし初主演映画。
当時、一般的には無名で、映画のために作られたとしか思えないこの名曲も既に作られていた曲だったらしい。曲も山崎まさよしも知らない状態でこの映画に出会えたのは幸運だった。

月とキャベツ

イル・ポスティーノ

2009年06月30日 | サスペンス・ミステリー
1994年 イタリア 107分 ドラマ
監督/マイケル・ラドフォード
出演/マッシモ・トロイージ、フィリップ・ノワレ、マリア・グラツィア・クチノッタ
(100点) オススメ 名作

ノーベル賞候補とかで世界的な詩人が政治的に亡命とかでイタリアの小さな島にやって来た。そりゃもう小さな島は大騒ぎさ。なんかこの詩人、爺さんのくせに若い子にもモテモテのようだ。漁師の若者は女にモテるテクニックを学ぶべく詩人に届く手紙の配達人となり近づいていく。詩人と純朴な青年の交流を描いた感動作。

ラストのセリフがイイ。全体的に明るく楽しく青年の恋模様など小さな島で起こる出来事が描かれているが、その背後の社会情勢なども暗示されていて奥行きのある名作だが、創作の根源に迫った映画として私は捉えていて大好きな一本。

イル・ポスティーノ