え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

武士の献立

2014年01月01日 | 時代劇
2013年 日本(松竹) 121分
監督/朝原雄三
出演/上戸彩、高良健吾、余貴美子、西田敏行、夏川結衣、
    成海璃子、柄本佑、緒形直人、鹿賀丈史、宮川一朗太

(65点) キャスティングは良いが・・・

お城で料理をする包丁侍。
その包丁侍の家の次男坊は長男が病死したため嫌々二代目に。
料理の天才上戸彩を嫁に貰うが、本当は成海璃子の方が良かった。
でも御家の為、包丁侍として腕を磨かざるを得ない。
でもやっぱり成海璃子の方が良かった?
それと気づいて上戸彩は息消沈・・・。


上の下。
ある程度のスタッフを使って撮ればこれくらいは出来るでしょ。
でも映画としての凄みがない。
絵に力が感じられない。
意味ありげに通行侍Aが写りこんでるし。
良い役者は使ってるし、その配役も合ってる。
ただ誰の為に撮った映画なのか分からない。
監督の独りよがりで芸術に走るわけでもなく、観客の為にサービス精神に走るわけでもない。
ただ、エグザイル婦人こと上戸彩の旦那のヒロが「彩、よかったぞ」と言えたり、エグザイル一派(Eガール含む)達が「姐さん、最高でしたよ!」とは言いやすいので、その為の映画?と思わなくもない。
いやココ最近、日本映画黄金期の大映映画の名作「大菩薩峠」三部作をみたばかりなのでアレと比べちゃったから厳しくなってるのかも。
でも1~2年前に観た「武士の家計簿」よりは面白い。でも、出来的にはあれよりも劣る。
そこそこの話をただ撮っただけ。
普段低予算の出来損ないの映画に熱狂したりもしているが、アレよりも高予算でちゃんとは作ってるけど、「熱」を感じない分、満足度が薄い。
よって上の下。
下の上より位は上だけど満足度は薄い。ゴメン。


(2014年1月1日中川コロナにて有料鑑賞)

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