え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

シン・ゴジラ

2016年08月15日 | 特撮
2016年 日本(東宝) 120分 SF/特撮/サスペンス
総監督・脚本/庵野秀明 監督・特技監督/樋口真嗣
出演/長谷川博己、竹野内豊、石原さとみ、高良健吾、市川実日子
    余貴美子、平泉成、柄本明、大杉漣、片桐はいり、諏訪太朗
    高橋一生、ピエール瀧、松尾スズキ、モロ師岡、渡辺哲
    野村萬斎

(90点) 1954年のゴジラ一作目を核問題に揺れる現代を舞台にリブート。

東京湾に水蒸気ドーン!!
政府は海底火山の活動と発表するも、それは巨大な未知の生物だった。
対応が後手後手に回る中、それは地上に上陸し町を破壊、その生き物の研究を理解されず今は行方不明で密かに研究していた博士の研究資料から仮の名として「ゴジラ」と名付けられた。
そのことを教えてくれたのはアメリカから来た石原さとみ。
どうやらそいつは核実験の残骸を食って突然変異進化したバケモノらしい。
絶対死なない最強生物を前に日本はどおする。
世界からは核爆弾を落とすと言われてる。
壊滅状態の東京でゴジラを前にどおするどおなるニッポン!!


樋口真嗣監督作と言うことで期待はしていなかったのだが、ゴジラは義務として見なければならない。
いやいやどおしてスゲーじゃねーか。
これはもうほとんど庵野作品かもしれない。
ゴジラの新作と言うより初代第一作目を現代に置き換えたリブート。
東日本大震災の後に作られたゴジラは災害と核と政府の対応を今のリアルでシュミレーションした力作だった。
フルCGによるゴジラはリアルと着ぐるみ感を併せ持ちCG特撮を毛嫌いする私だが凄いと思った。
最初登場した深海生物的なゴジラが、ちょっと作り物ぽ過ぎるバカバカしい姿でドン引きしたが、実在の深海生物的には実はリアルだとも思った。でもドン引きしてこの映画世界に上手く入れなかったのがいけなかったのかもしれない。
今の日本レベルははるかに超えた凄い映画だとは思ったが、つまんない。
いや、つまんないと言うかワクワク感として面白くないと言うか、怪獣映画とは違うと言うか。
この映画を絶賛する多くの人が唯一不満点として挙げる石原さとみが私には救いだったりして。真面目すぎて面白味がないんだ。石原さとみだけが娯楽。いや、映画として凄いとは思ってる。
とか何とか言ってそんなんだからか途中眠気に襲われウトウトしたりもしたので、最低でももう一回見直そうかとは思う。
ネットで宇多丸とかいろいろな人の解説を参考にしつつ再見したら超感動するのかも。


(2016年8月14日TOHOベイシティにて14(トーホー)の日1100円にて鑑賞)
 同日鑑賞「ポセイドンアドベンチャー」


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