え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

さよならドピュッシー

2013年03月09日 | サスペンス・ミステリー
2012年 日本 131分 アイドル/ミステリー/名古屋・・・
監督/利重剛 原作/中山七里『さよならドビュッシー』(宝島社刊)
出演/橋本愛、清塚信也、相楽樹、ミッキー・カーチス、相築あきこ
    熊谷真実、サエキけんぞう、戸田恵子、三ツ矢雄二、吉沢悠

(50点) 橋本愛と清塚信也と名古屋のアイドル映画・・・

金持ちの孫の橋本愛だったが火事で最愛のルシアンとミッキーを失う。
橋本愛も全身火傷で生死をさまよったが天才外科医吉沢悠がそれを救う。
しかしミッキーの莫大な遺産を相続するにはピアニストにならなくてはならない。
ルシアンとの約束を果たすため訳あり天才ピアニスト清塚信也の指導の下、ドピュッシーの「月の光」を猛練習。
しかし、そんな橋本愛を階段落ちと松葉杖とシャンデリアが襲い、お母さんが、お母さんが!!


「このミステリーが凄い」大賞を受賞した原作の映画化。
タイトルが良いね。音楽ミステリーと聞いて気になった一冊だったが、気になる若手女優橋本愛主演で映画化と聞いてさらに気になった。
名古屋の放送局CBCが全面的に金を出したのかなー、名古屋人なら分かる名古屋臭がちょっと映画の邪魔をする。
おそらく原作の舞台は名古屋ではないと思うのだが、ピアノの愛知県大会とか得意先の八事とか熱田神宮のお守りとか地元出身タレントとか臭う臭う。
あまりにもの名古屋縛りに映画通には知られている監督利重剛も激怒したのかグレイゾーンで知られている三ツ矢雄二に名古屋弁で大絶叫させて本筋とは関係ないところで妙な名古屋映画に仕上がってしまっている・・・。
原作はもう少し面白いらしい。
映画は話は凡痛、低予算による小じんまり感も否めないが引っかかるところもそれなりにはある。
やっぱり顔の強い橋本愛の弱弱しい演技にはグッと来るし、本職はピアニストの清塚信也の安っぽい存在感も引っかかる。
どこか変な変な映画である。


(2013年3月中川コロナにて千円にて鑑賞、レイト、客、二人)

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