富貴蘭讃歌

富貴蘭の栽培記録と勝手気ままな四方山話です。

清涼殿 Ⅰ

2011年09月12日 | 清涼殿 
久しぶりの清涼殿Ⅰです
前回から5ヶ月、新たな子が1本上がってきました。

この清涼殿は今までに作った清涼殿の中では優秀な系統
子吹き良く子の紺の乗りも抜群

しかしこの勢いのいい木でも春以降1,2ヶ月程、成長の止まる時期が
親の天葉はゆっくり伸びてましたが子の成長は完全にストップ

別に清涼殿に限った事ではないと思いますが
根の細い清涼殿でさらに大覆輪 
まだ根の下りていない4本の子持ちではきついのかもしれません

ここ3週間ぐらい前からまた急に成長を始めましたが
なかなか一筋縄ではいかない品種のようです

こういう木は動くときに一気に動かす、肥料も含め
これが栽培のポイントかもしれません

さてこの清涼殿
青王錦や清和錦の覆輪ではないかと 度々論議されますが
作ってみれば全くの別物という事が判ります。

木勢いのいい清涼殿は天葉1枚のはぜかたが
天さえであったり後さえであったり、時には天1枚真っ青で上がる時も
季節によりはぜ方が変わります

また覆輪も前種のように紺がボヤッと虎斑状に出るのではなく
しつかり筋を伴ってでてまいります
微妙な事ですが覆輪の性質が違うようです。

まあ本芸をしますと極黄にはぜ葉幅を引きますので
木姿が全然違いますが
ただ根が細い為、なかなか日を取って
ガッチリ作る所まで行かないのが残念です。












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