富貴蘭讃歌

富貴蘭の栽培記録と勝手気ままな四方山話です。

奄美フウランの自生地 

2012年07月25日 | ちょっと一服
7月の21、22、23と奄美大島に
アマミフウランの自生を見に行ってきました
ランに取りつかれた頭のおかしい4人組で

やはり予想通りコンパクトデジカメで撮影は無理!
いい写真は同行した諸氏にお任せ

今奄美で確認されている3か所のうちの一か所で開花を確認 
断崖絶壁で必死に生きておりました
過酷な環境です

後2か所ありますが急な崖を降りたりハブが沢山生息する場所で
危険すぎると断念

しかし20年ほど前には道路沿いの琉球松に黒々と大株がついいましたのに
今はたった3か所くらい それもちょろちょろと

ほとんど盗掘が原因です
富貴蘭愛好家として心が痛みます

日本富貴蘭会も全国大会やいろいろな催しも大事ですが
野生風蘭の保護に積極的に貢献すべき時代、立場かもしれませんね

さて詳細は自然と野生ラン10月号をお楽しみに
ブログで先に書けば楽しみ半減ですし

2泊3日 実働1日で
約20種類近くの野生ランに出会う事が出来ました
(着生ラン)
アマミフウラン、シコウラン、チケイラン、カシノキラン、キバナノセッコク
(地生蘭)
アマミエビネ、カクチョウラン、ツルラン、ナンバンキンギンソウ、トクサラン
ユウコクラン、アマミトンボ、イシガキキヌラン、リュウキュウサギソウ
ナギラン、ヤクシマアカシュスラン、などなど

さらに腐生ランのクロムヨウランや
珍しいところでは蝉の幼虫に寄生する冬虫夏草
アカメイヌビワに着生する松葉蘭の大株
世界最大の豆、モダマなども

番外編として地元のフウランマニアの棚も見せて頂きました
栽培品では
サガリラン、ケイトウフウラン、タイワンショウキラン、クスクスラン
リュウキュウボウランなど超希少品など色々

ドタバタの珍道中でしたが
同好の士と童心に返った楽しい楽しい3日間
久しぶりの入山でしたので足が筋肉痛でパンパン
マジで運動不足です!

体を鍛えて 秋口にもう一度行く予定
次回は準備万端で行きます



大潮の干潮時のみ現地に辿り着けます
三脚を担ぎ強行軍
誌面の美しい写真ではわからない苦行
月刊誌の取材も大変とつくづく、、

この様な海沿いの岸壁にパラパラと着生

地被類やソテツが生えているという事は
幾分か岩から水分がしみ出すのでしょう

眼下の太平洋

海は確実に沖縄よりきれいです

ピンボケですがよく締まったフウランの株が開花しています コンデジでは無理!
これを見るためはるばる、、、

直射が当たり潮風がバンバン当ります 根は1メートル以上伸びてます

決死の覚悟で岩棚まで上がり撮影
命を懸けた取材!!!





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