雷電

大好きな豆葉のひとつです。
１９９８年春に千載を出された棚から共に出た木です。当時たしか親に子３本付きだったと記憶しています。
すぐに４鉢に割りその内の１本が当棚の木です。
当時無名でしたので大阪の大物業者の二代目さんと名を決めようとなり、
親木のどっしりした木姿から雷電はどうかと提案し今日に至っております。
自分の付けた名が通っているということで愛着もひとしおです。

この木の最大の特徴は春の根出しに薄ピンクのルビー根を出すということです。
そのせいかどうか豆葉にしては性質はきわめて気難しく、すでにこ枯死した木もあると聞きます。
手に入れてから１２年の歳月が経っておりますが日の強い家の棚では５鉢にするのが精一杯。
当時の親木のような葉重ね１０枚くらいの木にはなかなか育ってくれません。
この木を見るたびにつくづく自身の作の工夫のなさに落ち込む日々です。




どんな花が咲くか楽しみです。