離婚に苦しむ人へ

今、苦しんでいるあなたに寄り添って。

無力感と儚さ

2022-12-06 20:04:28 | 日記
昨日、仕事から最寄り駅に降りたら、

けっこうな雨で、階段下で、タクシーを拾おうとスマホのアプリを見ていた。

後ろからゴーンというすごい音とともに、酔っ払いのおじさんが頭を下に落ちてきた。

おいおい、何やってんだろと思いながら見ていたら、殺人現場なみに頭から血を流していて、

目の前の若いサラリーマンが救急車を呼んだ。

周囲は見ているだけ。駅員を呼ぼうと私も動いたものの、無人の改札口側で駅員がいないことに気がついた。

そんな私も何もできない。

こんなときは、下手に動かさないほうが良いと習った気がすると思いつつ、流れ続ける血に

何が正しいのか判断がつかない。

駅員はそばにはいない。

しばらくすると、ちょっといかつい人たちが来て、とりあえず、声かけて体勢を整えたり

声をかけている。

こんなときに、すぐに行動できる人はすごいと思った。

10分くらいで救急車が来たと思う、

助かればとも祈る。酔ったままあの世なんて、せつないではないか。

そんな衝撃的な時間を過ごした後で、いろいろ考えました。

きっと楽しくお酒を飲んで帰る途中で、雨で階段が濡れていて踏み外した。

家族がいるかは知らないし、助かったのかもわからないが、

数分前までは上機嫌だったろう。

自分に起こる出来事は知る由もない。

人生はどこで何があるかわからないと、あらためて思った。

私自身も、そんな緊急時に、人を助ける方法も、スキルもないことも残念だ。

ほんとうに頭から血を流している人に、どうして良いのかわからない。

AEDの救急救命は習ったが、血を流している人へ対処できない。

医者なら、看護師なら、もう少しはまともな対応ができただろう。

私も酔っぱらって、駅の階段や飲み屋の階段を降りることはある。

そのとき、偶然雨かもしれないし、手すりがないかもしれない。

駅のホームもあるかもしれない。

だからといって、飲まないかといえば、そうもならない。

短い時間だったが、人生の縮図を感じた。

生きるも死ぬも、一瞬の違いで分かれるし、偶然なんだと感じました。






コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする